2014 Fiscal Year Research-status Report
日本人統合失調症を対象とした抗精神病薬のマルチプルネットワークメタ解析
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26860949
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
松田 勇紀 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教 (10726540)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 統合失調症 / 抗精神病薬 |
Outline of Annual Research Achievements |
Reporting Items for Systematic Reviews and Meta-Analyses (PRISMA) statementに則り、論文および研究の検索を行った。検索には、PubMed, EMBASE, the Cochrane Library databases, CINAHL, Google scholar 及びPsycINFOを用いた。英語および日本語で検索を行った。また、それぞれの抗精神病薬の添付文書内に記されている日本国内第3相試験データを収集した。データが不完全な場合は、製薬会社や著者に直接問い合わせを行った。それぞれの研究からデータを抽出し、データを固定する作業を現在行っている。 週1回のチーム会議を定期的に開催し、疑問が発生した場合は、適宜チーム内で情報共有し、疑問の解決に努めた。 今後は、データを抽出し、データを固定する作業を遂行し、データの解析(定型的メタ解析とmultiple network meta-analysis)を行う。その際、データの正確性を確保するため、それぞれのステップを複数人で同時にかつ別々に行い、それぞれのステップの終了時点で作業の正確性をチェックしていく。本研究が終了次第、直ちに統計解析を行い、研究成果を英文論文で発表する。また、日本語を用い、一般の方、患者にも分かりやすい言葉を用いた研究成果に関する研究報告書を作成し、当大学ホームページ上で発表する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在、包括する論文、研究の選定を行い、データ固定を行っている状況であるため、研究はおおむね順調に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、データを抽出し、データを固定する作業を遂行し、データの解析(定型的メタ解析とmultiple network meta-analysis)を行う。本研究が終了次第、直ちに統計解析を行い、研究成果を英文論文で発表する。また、日本語を用い、一般の方、患者にも分かりやすい言葉を用いた研究成果に関する研究報告書を作成し、当大学ホームページ上で発表する。 本年度は、既存のパソコンを用い、包括する論文、研究の検索、データ抽出を行い、論文は所属機関の図書館や著者への問い合わせで入手することが可能であったため研究費を使用しなかった。今後は、データ解析するためのパソコン、解析ソフト、研究補助員雇用、論文申請費用、学会への旅費等に研究費を使用していく予定である。
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Causes of Carryover |
本年度は、包括する論文もしくは研究の検索、データ抽出、固定を行っていたため、特に経費はかからなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今後はデータの抽出、固定、解析を行うにあたって、パソコンやデーター解析ソフトの購入を検討している。また、データの正確性を担保するため研究補助員の雇用をしていく。
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