2015 Fiscal Year Research-status Report
うつ病治療応用のための神経回路変化に着目した経頭蓋直流電気刺激の最適化と臨床検証
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26860950
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
西田 圭一郎 関西医科大学, 医学部, 助教 (40567567)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | うつ病 / tDCS / 経頭蓋直流電気刺激法 / 脳波 / EEG / LORETA / ニューロモジュレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は経頭蓋直流電気刺激法(transcranial direct current stimulation: tDCS)を用いて、うつ病患者への刺激部位の最適化及び有用性の証明を行うことが目的である。 今回我々は、患者、健常者に一週間以上の間隔をあけて2回異なった部位を刺激し、その前後の脳波活動、認知、感情の変化を基に、tDCSの作用を検証する。その結果をもとに、tDCSの臨床応用へ結びつける。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
うつ病症例のリクルートは順調に入ってきているが、健常者の募集が遅れ気味である。途中解析の結果は2015年11月に開催された、臨床神経生理学会のシンポジウム内で発表された。
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Strategy for Future Research Activity |
現段階のデータを基に解析。その結果をもとに、必要症例数の再検討を行う。 必要症例数への到達にむけて広報活動も含めて検討を行う。 その後発表、論文化を行う。
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Causes of Carryover |
次年度に結果が出そろってくるため、その解析と発表、論文化に関わる出費が必要である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
解析用のPCやソフト、及び学会発表と、論文発表の掲載、英語校正などへの出費が主となる。
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