2014 Fiscal Year Research-status Report
ω3系脂肪酸の抗うつ効果を生物学的マーカーから探る
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26860952
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
中野 和歌子(梅根和歌子) 産業医科大学, 医学部, 非常勤医師 (30461552)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 精神科 / 精神栄養 / うつ病 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、治療歴のない大うつ病性障害の診断基準を満たす患者に、抗うつ薬であるエスシタロプラムにエイコサペンタエン酸60%以上のサプリメントの併用群とプラセボ群を比較することにより、12週後にHamilton Depression Rating Scale得点で評価する抑うつ症状がサプリメント併用群の方が7点低くなるか否かを検討することを第一の目的とする。また、サプリメントの併用群が対照群と比して12週後の血中BDNFおよびサイトカインの濃度がより改善することを第二の目的とする。当該年度では、これらの目的を遂行するにあたり、より具体的な評価スケールの検討を行い、また共同研究者の決定をし、研究のプロトコルを作成し産業医科大学倫理委員会の承認を得た。また、サプリメントを作成し、実際に研究を実施する施設において症例の登録を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
想定外の事態により勤務地の変更を余儀なくされ、それの準備に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の所属先には定期的に通所が出来ない状況であることから、返納を検討している。
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Causes of Carryover |
想定外の事態により勤務地の変更を余儀なくされ、それの準備に時間を要したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
当該施設で研究を継続することが困難なため、次年度は返納予定である。
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