2014 Fiscal Year Research-status Report
アルツハイマー病のうつに対する新治療ー経頭蓋直流電気刺激の無作為割付対照試験
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26860958
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Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Principal Investigator |
横井 優磨 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 病院, 医員 (40626131)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | アルツハイマー病 / うつ / 周辺症状 / 高齢者 / 老年精神医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
科研費申請時の研究計画に基づき、アルツハイマー病患者の抑うつ症状に対する経頭蓋直流電気刺激(tDCS)の二重盲検無作為比較試験を計画し、2014年11月に国立精神神経医療研究センター内の倫理委員会を通過しました。試験実施体制の調整を行い2015年1月より本格的に試験を実施しており、3月末の段階では1名の被検者で15回の刺激と2週間後のフォローアップ全ての評価を終了しています。安全性については網羅的な観察を行っていますが、有害事象は今のところ確認されておりません。 tDCSは経頭蓋磁気刺激(TMS)と同じ脳神経を非薬物的に刺激し精神症状の改善を目指す新しい装置になります。装置の簡便さと有害事象のの少なさなどが 組み入れ基準は①65歳から90歳の②アルツハイマー病患者で③NIMH(米国立精神衛生研究所)基準によるアルツハイマーのうつを満たす者(その他いくつかの項目があります)となっています。除外基準は①他の認知症
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究の実施体制については確立されており特に問題はありませんが、被検者様の参加ペースが想定よりも低いものになっています。通院患者様への試験の周知浸透が課題です。
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Strategy for Future Research Activity |
現在は当院(国立精神・神経医療研究センター病院)に通院中の患者様を対象にしておりますが、研究参加を希望される院外の方にも対応できる体制を整えていく予定です。
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Causes of Carryover |
経頭蓋直流電気刺激器具を予算よりも低額で入手することができたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
被検者への負担軽減費および事務用品の購入に充てる予定です。
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