2017 Fiscal Year Annual Research Report
Examining feasibility of brain MRI as an objective diagnostic biomarker for glaucoma
Project/Area Number |
26860971
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
舘脇 康子 東北大学, 加齢医学研究所, 助教 (40722202)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 緑内障 / MRI |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度においては、健常群、緑内障群あわせて89人の縦断データ採取を行った。年度中にデータを取得した被験者の大半は縦断研究の最終回の3回目にあたるが、まだ全てのデータ収集が完遂していないため、今後も継続的にデータ収集を行う予定である。 最終年度において、縦断データの1回目、2回目の健常群、緑内障群の横断データを対象として解析を行った。MRI画像解析に関しては、解剖学的3D-T1強調画像、3D-heavily T2強調画像とDTI(Diffusion Tensor Imaging)画像の画像解析を行った。 解剖学的3D-T1強調画像では、全脳領域を対象として、緑内障の指標の一つであるMD(Mean Deviation)との相関のある脳領域を重回帰分析で明らかにした。この結果から、統計学的に抽出された特定脳領域の灰白質体積が緑内障の進行度を示す有用な指標となり得ることが分かった。さらに、1次~3次視覚野の灰白質体積と視神経断面積、緑内障進行度との相関性を検討し、緑内障性の変化が高次視覚中枢にいくほどに灰白質体積への影響が大きくなることが示され、緑内障に関連した脳変性の神経基盤についての新知見が得られた。3D-heavily T2強調画像からは用手的にsegmentationを行い、視神経の断面積と眼球の体積を算出し、眼球体積は身長と正相関、近視と負相関関係にあり、緑内障の進行に従い、眼球が大きくなる傾向を明らかにした。この結果はEuropean Congress of Radiologyの国際学会にて発表を行い、論文化を進めている。これまで緑内障の眼球形状をMRIで測定した試みはなく、本研究が初めての報告となる。 研究期間全体を通してBDNFの遺伝子多型の同定と血清蛋白濃度測定を逐次行った。横断データでは緑内障との有意相関が得られておらず、今後、縦断データ解析を行う予定である。
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[Journal Article] 18-Fluorodeoxyglucose Positron Emission Tomography Predicts Recurrence in Resected Pancreatic Ductal Adenocarcinoma2017
Author(s)
Ariake K, Motoi F, Shimomura H, Mizuma M, Maeda S, Terao C, Tatewaki Y, Ohtsuka K, Fukase K, Matsuda K, Hayashi H, Takadate T, Naitoh T, Taki Y, Unno M
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Journal Title
J Gastrointest Surge
Volume: 22
Pages: 279-287
DOI
Peer Reviewed
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