2014 Fiscal Year Research-status Report
間質性肺炎の治療効果早期予測における2時相18F-FDG PET画像の有用性
Project/Area Number |
26860990
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
梅田 幸寛 福井大学, 医学部附属病院, 助教 (80401975)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 2時相FDG-PET / 間質性肺炎 / 無増悪生存期間 / 治療効果判定 |
Outline of Annual Research Achievements |
【背景】これまでの我々の研究などから,炎症性肺疾患においてDual-time-point 18F-FDG PET画像は病変局所の疾患活動性を正確に評価できることが示唆される。一方,間質性肺炎はその治療法が確立されていない疾患でステロイドや免疫抑制剤の効果は不定とされ,その長期的な治療効果の予測は臨床上重要である。 本研究の目的は,間質性肺炎において治療前後でDual-time-point 18F-FDG PETを行い病変部の18F-FDGの集積とその変化率(RI-SUV)を検討し,これらのパラメーターが間質性肺炎の治療効果の早期予測因子となりうるかという知見を確立することである。 【方法】治療効果が不定な特発性間質性肺炎(IPF, NSIP)の長期治療効果を早期に判定するため,ステロイド剤や免疫抑制剤などによる治療前にDual-time-point 18F-FDG PETを撮像し,治療開始1か月後に再度Dual-time-point 18F-FDG PETを撮像する。 治療前後でのPET画像のパラメータの変化率とその後の呼吸機能の改善度,効果持続期間(PFS),全生存期間に関する関連性を検討する。 【実績】目標症例集積を20症例に設定しているが、2015年5月現在17症例に到達しており順調に集積が進んでいる。無増悪生存期間との関連に関しては観察期間が短く2015年3月現在で評価が困難な状況であり、本年度に中間解析を行い学会などで発表を予定する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
目標症例集積を20症例に設定しているが、現在17症例に到達しており順調に集積が進んでいる。無増悪生存期間との関連に関しては観察期間が短く2015年3月現在で評価が困難な状況であり、本年度に中間解析を行い学会などで発表を予定する。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの症例データから、免疫抑制治療と抗線維化治療によって、FDG集積のパターンが異なることが予想される。可能な限り症例を集積し、治療内容によるサブ解析ができる状態にする。
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Causes of Carryover |
肺組織を得られた症例が予定より少なかったため、免疫染色用物品などの購入が次年度繰越となっている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
免疫染色用の物品など必要備品の購入に充てる予定である。
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