2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the new radiosensitizer which targetted nuclear DNA by the PI polyamide
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26861021
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
石橋 直也 日本大学, 医学部, 助教 (40649331)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ヨード化PIポリアミド / 放射線増感剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヨード元素や臭素元素の結合したPIポリアミドを複数作成し培養腫瘍細胞株に投与して核DNAに摂取されることを確認しin vitroでの放射線増感効果を検証した。 ①使用するヨード化および臭素化PIポリアミドについてまずはヨード元素および臭素元素を確実に核DNAへ移行させるために短い配列の分子量の少ないPIポリアミドにヨード元素および臭素元素を結合させたヨード化PIポリアミドを複数合成した。 ②in vitroにおけるヨード化PIポリアミドの放射線増感効果の確認についてヨード化PIポリアミドを培養腫瘍細胞に投与した後にX線を照射した。X線照射は日本大学医学部医学研究支援部門に設置してある日立X線照射装置 (MBR-1520R-3, Hitachi Medico社) で行った。期間中にこの照射装置が故障してしまい照射実験に遅れが生じた。放射線増感効果は非投与群とのWST法による比色定量による生細胞数の評価とColony formation assayによる細胞生存率の評価で確認した。細胞株は現在医療の現場で一般的に放射線治療が行われている子宮頸癌細胞株HeLaを使用した。細胞株の培養濃度やヨード化PIポリアミドの投与濃度およびX線照射線量の検討をWST法およびColony formation assayで検討した。ヨード化PIポリアミドの細胞毒性を少ないしかつ放射線増感効果のある条件を検討したが期待した放射線増感効果は得られなかった。
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