2014 Fiscal Year Research-status Report
細胞周期関連遺伝子ShugoshinのCKOマウスにおける血管病変の分子機能解析
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26861111
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
森崎 浩一 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30625801)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | shugoshin |
Outline of Annual Research Achievements |
Cre-loxPシステムを用いて、血管内皮特異的shugoshinノックアウトマウスと血管平滑筋特異的shugoshin ノックアウトマウスの作成を試みた。血管内皮/平滑筋特異的ホモノックアウトマウスは胎生致死の可能性があり誕生していない。現時点では血管内皮/平滑筋特異的ヘテロノックアウトマウスは少数ながら誕生した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
血管内皮/平滑筋特異的ヘテロノックアウトマウスは少数ながら誕生しているものの、血管内皮/平滑筋特異的ホモノックアウトマウスは胎生致死の可能性があるためか、現時点では誕生していない。
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Strategy for Future Research Activity |
血管内皮/平滑筋特異的ホモノックアウトマウスは胎生致死の可能性があり、現時点では誕生していない。血管内皮/平滑筋特異的ヘテロノックアウトマウスは少数ながら誕生している。今後、下記の方針である。1)血管内皮/平滑筋特異的sgol1ホモノックアウトマウスの胎生致死のメカニズムを解析。2)交配を重ね、sgol1特異的ヘテロノックアウトマウスを量産。3)ワイヤー傷害および頸動脈結紮により内膜肥厚モデルを作製し、Sgol1の寄与を検討する。4)大動脈内皮細胞,大動脈平滑筋細胞を分離し,細胞増殖能,遊走能等を比較する。 5)eNOS等の血管の老化に関連する遺伝子のmRNA量,蛋白量,翻訳後修飾等を比較検討する。6)術時に採取したヒトの大動脈標本及び剖検時の大動脈標本を用い、ヒトにおいてもマウスと同様の分子生物学的システムが働いているか解析する。その解析結果の如何によっては、ヒトSgol1遺伝子搭載アデノウイルスを作製しSgol1蛋白を高発現させ安全域を確認し、治療に応用する。
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