2014 Fiscal Year Research-status Report
吸入麻酔薬と交感神経刺激が心筋細胞IKsチャンネルに及ぼす相互作用の検討
Project/Area Number |
26861219
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
三國 生臣 旭川医科大学, 医学部, 助教 (10623895)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 実験記録環境の確立 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで当実験室ではパッチクランプデータ記録の環境整備が進んでおらず、コンセント等に由来する交流ノイズがデータに混入し正確なデータ記録が困難な状況であった。 各種実験装置の場所移動や電源タップをアース付きのものに交換するなどの工夫によりノイズ混入は大幅に改善され、良好なパッチクランプデータ記録環境を確立することが出来た。 また、当初は培養細胞にIKsチャンネルを発現させるためのcDNAを増幅する環境を当実験室で構築することも検討していたが、実験備品メーカーと話し合いを行いcDNAを受託増幅してくれることとなり、現在cDNAの納入を待っている状況である。これによりcDNA増幅にかかる手間と時間を大幅に省くことが出来ると期待している。 更に新たなクリーンベンチなどの実験装置も揃い実験環境は大幅に改善されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究はこれまでパッチクランプ法を行っていなかった新しい実験室にて進めていたため、当初はパッチクランプデータ記録の環境整備が進んでおらず、コンセント等に由来する交流ノイズがデータに混入し正確なデータ記録が困難な状況であった。 各種実験装置の場所移動や電源タップをアース付きのものに交換するなどの工夫によりノイズ混入は大幅に改善され、良好なパッチクランプデータ記録環境を確立することが出来た。 新たなクリーンベンチなどの実験装置も揃い実験環境は大幅に改善されている。
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Strategy for Future Research Activity |
cDNAが納入された後、培養細胞へIKsチャンネルを発現させ、パッチクランプによるIKs電流の記録を進めて行く予定となっている。
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Causes of Carryover |
研究の進行状況が当初の予定よりも遅れており、研究に必要な細胞培養用フラスコや各種試薬などの消耗品の購入頻度が少ないため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
実験の進行状況に合わせて必要な消耗品を購入する予定である。
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