2015 Fiscal Year Annual Research Report
吸入麻酔薬と交感神経刺激が心筋細胞IKsチャンネルに及ぼす相互作用の検討
Project/Area Number |
26861219
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
三國 生臣 旭川医科大学, 医学部, 助教 (10623895)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | IKsに対するセボフルランの抑制効果 / IKsに対するイソプロテレノールの増幅効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はこれまでパッチクランプ法を行っていなかった新しい実験室にて進めていたため、当初はパッチクランプデータ記録の環境整備が進んでおらず、コンセント等に由来する交流ノイズがデータに混入し正確なデータ記録が困難な状況であった。 各種実験装置の場所移動や電源タップをアース付きのものに交換するなどの工夫によりノイズ混入は大幅に改善され、良好なパッチクランプデータ記録環境を確立することが出来た。 また、当初は培養細胞にIKsチャンネルを発現させるためのcDNAを増幅出来る環境を当実験室で構築することも検討していたが、実験備品メーカーと話し合いを行いcDNA増幅を代わりに行ってくれることとなった。 HEK-293細胞にIKsチャンネルを発現させ吸入麻酔薬の一種であるセボフルランに暴露する実験を行ったところ、セボフルランがIKsチャンネルに対して抑制的に作用する様子が確認された。 またβ刺激薬であるイソプロテレノールはIKs電流を増幅することも確認された。 今後はセボフルランとイソプロテレノールの相互作用についてデータ収集、解析を進めていく予定である。
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