2018 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation of Novel PETs for Head and Neck Cancer Before and After Chemoradiotherapy
Project/Area Number |
26861361
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
呉 明美 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 医員 (20368088)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | Cu-ATSM PET/MR / FLT-PET/MR / FDG-PET/MR / Head and neck cancer |
Outline of Annual Research Achievements |
当科を受診した頸部癌患者のうち、術前放射線化学療法+手術加療を予定しているstageⅢ以上の患者を対象として、放射線治療前にFDG-PET/MRI検査、FLT-PET/MRI検査、64Cu-ATSM-PET/MRI検査を施行するという計画に基づいて、69歳女性、右中咽頭癌(右扁桃癌、T3N2M0、stageⅡ、扁平上皮癌、p16陽性)の患者を対象に上記PET検査を施行した。FDG-PET/MRI検査では右中咽頭(右扁桃)に集積あり、右上内深頸リンパ節、右顎下リンパ節、左上内深頸リンパ節、右ルビエールリンパ節に転移を疑う集積を認めた。FLT-PET/MR検査でも、同様の部位に高集積を認めた。年末年始でPET装置のメンテナンスなどが入ったため、Cu-ATSM-PET/MRI検査を施行できたのは放射線治療を開始してから2週間後となったため、原発腫瘍及び両側リンパ節転移は縮小傾向であり、Cu-ATSMの集積はやや軽度となった。これは治療の影響である。この症例はその後、術前放射線治療(39.6Gy、CBDCA+5-FU併用)施行し、右中咽頭癌切除術(下顎骨正中離断)+両側頸部郭清術+大腿外側皮弁再建術を施行し、術後放射線治療(24Gy )を施行し、現在外来通院中である。 各種PET検査を行うのはマシンタイムの問題があり、治療前にこの3検査を行えなかったので、各画像の比較はできなかった。また術前治療終了時点での撮影は困難であった。また、当初対象としていたのはstageⅢ以上の症例であったが、中咽頭癌のTNM分類、stage分類はp16陽性か否かの判断が加わり、本症例ではstageⅡとなった(変更前の分類ではstageⅢ)。
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