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2014 Fiscal Year Research-status Report

内リンパ嚢の内リンパ静水圧調節機能についての検討

Research Project

Project/Area Number 26861387
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

稲本 隆平  香川大学, 医学部附属病院, 助教 (50581047)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywordsイソプロテレノール / 蝸牛内リンパ圧 / 蝸牛外リンパ圧 / 前庭内リンパ圧 / 前庭外リンパ圧 / 内リンパ嚢
Outline of Annual Research Achievements

カテコールアミン投与時の蝸牛・前庭の各部位での内リンパ静水圧・外リンパ静水圧の測定には成功し、それぞれの例数は徐々に増えてはいる。各部位の電極を挿入する方法として、正円窓にガラス電極を挿入する方法と骨壁に小孔を作成してガラス電極を挿入する方法を採用し、各部位で使い分けているが、正円窓からのアプローチに対して骨壁からのアプローチは電極挿入後に電極刺入部をシールする必要があり、その作業によりガラス電極が不具合を起こす事が多く、骨壁からアプローチして測定している蝸牛鼓室階および前庭階での外リンパ静水圧の測定が遅れている。
カテコールアミン投与時の聴覚・平衡機能の検査等を行っている。これまでの研究よりカテコールアミン投与時には各部位での内リンパ静水圧及び外リンパ圧が上昇することが予想され、それに伴い、何かしらの聴覚及び平衡機能に変化を来すことが予想される。しかしながら、正常動物では代償作用が働くためカテコールアミンによる聴覚及び平衡機能への変化は軽微であると予想され、測定条件を変えながら測定しているが、現在のところ明らかな変化は測定できていない。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

カテコールアミン投与時の内リンパ及び外リンパの静水圧の測定を各部位で行い、それぞれの例数を増やすことを目標に行っているが、手技が難しく、予想以上に例数が増えていない。
また、カテコールアミン投与時の聴覚・平衡機能の変化を測定行っているが、予想される変化は軽微であると思われ、軽微な変化を測定するための測定条件の設定に時間がかかっている。

Strategy for Future Research Activity

各部位での静水圧の測定に関しては、各部位での例数を増やすためには施行数を増やすしかなく、これまで通り行っていく。
聴覚・平衡機能の測定に関しては、様々な条件設定でもカテコールアミン投与時の変化を測定できない場合は、他に予定している実験を前倒しして行う。

Causes of Carryover

消費税等による端数

Expenditure Plan for Carryover Budget

H27年度の予算と合わせて、物品等に使用する予定である。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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