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2014 Fiscal Year Research-status Report

頭頸部癌細胞に対するCetuximabの効果予測因子と浸潤メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 26861413
Research InstitutionSaitama Medical University

Principal Investigator

小柏 靖直  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (60633956)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords遊走能阻害
Outline of Annual Research Achievements

頭頸部癌の最大の予後規定因子は頸部リンパ節転移であり、予後の改善には転移の制御が極めて重要である。頸部リンパ節転移を可能な限り早い段階で正確に評価することと、薬剤により頸部リンパ節転移を抑制することが今後の治療法開発における課題であると考えられる。本年度はCetuximabを頭頸部癌細胞に作用させた場合に生じる殺細胞効果、細胞遊走能の阻害がどの程度生じるかについて検討をおこなった。
HEp-2、Ca9-22などいくつかの頭頸部癌細胞株にCetuximabを作用させたところ、細胞増殖に与える効果は限定的であった。薬剤の濃度を上昇させても、濃度依存的な殺細胞効果の上昇を認めなかった。細胞遊走能の阻害実験においては、細胞増殖に影響を与えない場合であっても概ね30%程度の遊走阻害効果を認めた。以上より、Cetuximabには頭頸部癌細胞に対する細胞遊走阻害効果があることが明らかとなった。作用メカニズムについて探索を行っている。
Cetuximabの効果予測因子としてT細胞に注目して検討しており、次年度以降も継続して行っていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

初年度として、Cetuximabの細胞遊走能阻害効果に関する検討を中心に行った。効果予測因子についての検討が当初の予定と比較して遅れている。

Strategy for Future Research Activity

過去の臨床検体を用いたretrospectiveな検討を行っていく方針である。

Causes of Carryover

購入試薬の予定額が残額に満たなかったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

引き続き実験を行うための試薬購入を予定しており、次年度分と合算して使用していく。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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