2014 Fiscal Year Research-status Report
神経細胞死後の二次変性・他細胞障害に至る経路の解明
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26861475
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
石川 裕人 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10434945)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 神経細胞 / OGDモデル / アポトーシス |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は培養実験を主とし、ラット大脳皮質・網膜細胞を用いた組織培養法を確立する予定であり、これまでに20バイアル以上のラット大脳皮質細胞の組織培養を行った。次にこれらの細胞を疑似的な虚血状態、すなわちin vitroの脳梗塞モデルである、OGD (Oxygen Glucose. Deprivation) モデルを作製した。今年度は本モデルの作製に主に時間を費やしたが、細胞死もしくは酸欠状態による細胞障害の程度にばらつきがあり、いわゆるモデルの安定性にかけたため、このモデル作成方法の確立に難渋している。次年度以降もまず培養モデルの確立をさせたうえで、次のステップである、培養上清の同定に進行する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前記にもあるように、培養モデル作成がいまだに安定しておらず、次のステップである培養上清の解析にたどり着けていない。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の基礎実験である培養モデルの確立は最重要事項であり、平成27年度早期にこれを確立していくことを目指す。
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Causes of Carryover |
当初、動物を購入する予定であったが、初代培養細胞ラット・マウス神経細胞CX(R)大脳皮質(胎生17日)を購入する必要が生じその差額が次年度使用額として残ったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
購入した細胞で、次年度は実験を進める。
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