2017 Fiscal Year Research-status Report
HERS形成におけるRhoシグナリングの制御とPaxillinの相互作用の解明
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26861550
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
熊上 深香 (坂野深香) 岩手医科大学, 歯学部, 研究員 (30710826)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 細胞・組織 / 歯学 / 歯の発生 / 細胞遊走 / ヘルトヴィッヒ上皮鞘 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年11月23日~平成30年3月31日、産前産後の休暇および育児休業のため研究中断しており、平成30年4月1日から研究を再開。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成26年11月23日~平成30年3月31日まで、産前産後の休暇および育児休業により研究を中断していてため。
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Strategy for Future Research Activity |
【平成30年度】1.Paxillin-GFPマウス臼歯歯胚のスライスカルチャー期間培養系を用いたRhoシグナリングの機能獲得・喪失実験 2.タモキシフェン誘導型TgマウスにおけるPaxillinの発現パターンの解析 【平成31年度】Fucci-Tgマウスのスライスカルチャー器官培養系を用いた、HERS細胞分裂速度と細胞周期の関連性を検索する実験を行い、HERS形成過程におけるRhoシグナルの制御とPaxillinの相互作用の解明 をしていく予定である。実験実施計画書では、Paxillin-GFP発現ベクターを導入したHERS細胞株を用いた実験を行う予定であったが、Paxillin-GFPマウスの購入が可能となったため、今後はPaxillin-GFPマウスのHERS細胞を使った研究を行う予定である。また、CK14Cre-tdTomatoマウスを用いてHERSの細胞動態をリアルタイムで観察する技術の開発により、HERSの細胞動態とPaxillinの発現の相関を解明することを予定している。以上の得られた結果を取りまとめ、成果の発表を行う。
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Causes of Carryover |
(理由)産前産後の休暇および育児休業中により研究中断していたため。 (使用計画)研究実施計画書では、Paxillin-GFP発現ベクターを導入したHERS細胞株を用いた実験を行う予定であったが、Paxillin-GFPマウスの購入が可能となったため、今後はPaxillin-GFPマウスのHERS細胞を使った研究を行う予定である。また、CK14cre-tdTomatoマウスを用いてHERSの細胞動態をリアルタイムで観察する技術の開発により、HERSの細胞動態とPaxillinの発現の相関を解明することを予定している。 以上より、研究計画調書の記載に基づき、4.Paxillin-GFPマウス臼歯歯胚のスライスカルチャー器官培養系を用いた、Rhoシグナリングの機能獲得・喪失実験、5.タモキシフェン誘導型TgマウスにおけるPaxillinの発現パターンの解析、6.Fucci-Tgマウスのスライスカルチャー器官培養系を用いた、HERS細胞分裂速度と細胞周期の関連性を検索する実験を行いHERS形成過程におけるRhoシグナルの制御とPaxillinmの相互作用を解明していく予定である。
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