2016 Fiscal Year Annual Research Report
The interplay between bone and ex vivo-expanded gamma delta T cells.
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26861583
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Research Institution | Osaka Dental University |
Principal Investigator |
堂前 英資 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (50454559)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | γδT細胞 / I kappa B zeta / STAT4 / NF-kappa B |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの研究で骨芽細胞株MG63がヒトγδT細胞により殺傷されることが明らかとなった。26年度には窒素含有ビスフォスフォネートをMG63に作用させた条件で細胞傷害活性を確認し、27年度ではビスフォスフォネート未処理でも、γδT細胞を炎症性サイトカインであるIL-12/18により活性化した場合には細胞傷害活性がみられることを確認した。27年度にすでにIL-12/18がヒトγδT細胞にIkBzの発現を誘導しIFNγの発現誘導を起こすことを明らかとしていたが、エフェクター分子であるGranzyme BなどはIkBzにより制御されていないことも明らかとなった。そこでIL-12/18による細胞傷害活性上昇メカニズムをIL-12, IL-18受容体発現量の変化と、下流で作用する転写因子に注目して検討した。IL-12/18処理はヒトγδT細胞のIL-12, IL-18受容体の発現量を上昇させることが明らかとなった。またこの受容体発現量の上昇と相関して転写因子STAT4とNF-kB p65の活性化時間の延長が明らかとなった。 期間全体の結果をまとめるとIL-12/18刺激によりヒトγδT細胞が抗原非依存的に活性化することが明らかとなった。活性化の指標としてはIFNγ、ICAM-1、CD25、granzyme B、NKG2Dの発現上昇と、抑制性受容体のBTLAの発現抑制が確認された。また抗原非依存的に細胞増殖が確認された。IL-12/18刺激ヒトγδT細胞は骨芽細胞株MG63を殺傷することが明らかとなった。この活性化のメカニズムとしてIL-12受容体、IL-18受容体の発現上昇と転写調節因子IkBz発現誘導、STAT4、NF-kBの活性化時間の延長が中心的役割をするものと示唆された。以上の結果より炎症性サイトカインに暴露されたヒトγδT細胞が骨芽細胞に対して傷害活性を示す可能性が示された。
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Research Products
(2 results)