2014 Fiscal Year Research-status Report
睡眠時ブラキシズム診断における問診・臨床診査の信頼性と診断精度向上の検討
Project/Area Number |
26861617
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
谷内田 渉 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 専門研究員 (30708417)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 睡眠時ブラキシズム / 診断 / 問診 / 臨床所見 / 携帯型筋電計 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,睡眠時ブラキシズム(SB)の「問診・臨床診査による診断」の信頼性を検証し,より信頼性の高いSBの臨床診断法を模索・検証することである.研究は大きく分けて, 1)SB診断における問診の信頼性の検証と,2)臨床診査または問診・臨床診査を併せて用いることによるSB診断の信頼性への影響を検証し,より有用なSB診断法を確立することである.平成26年度は,1)問診によるSB診断の信頼性の検証,2)問診・臨床診査項目単独,またはそれぞれを組み合わせることで信頼性にどのような影響が生じるかの予備的検討を行った. 1)別目的で調査完了しているデータを用いSB診断における問診の信頼性の検証を行った.すべての被験者のSB自覚・他覚に関する問診票の回答と,携帯型筋電計による睡眠時咀嚼筋活動の測定記録を基に,問診の信頼性・妥当性の検証を行った.現在,データ解析がほぼ終了し論文を作成している途中である. 2)既存のデータを用い,SBの自覚・他覚に関する問診と臨床所見(起床時の顎・頭・歯の症状,歯の咬耗)に関する診査項目を抽出し,問診・臨床診査を併せて用いることのSB診断における影響の予備的検討を行った.
現在は,1)・2)で用いた問診・臨床診査項目に修正を加えた,新規問診票・臨床診査項目の作成を行い数名の被験者に対し測定を行っている段階である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ当初の予定通りの項目,すなわち,問診の信頼性の検証と問診・臨床診査を併せて用いることによるSB診断への予備的検討を行えたため.
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Strategy for Future Research Activity |
新規問診票・臨床項目を用いた測定を進めていき,信頼性の高い問診票・臨床項目の作成を推進していく.
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Causes of Carryover |
予定していた測定機器の購入を取りやめたこと,海外での研究打ち合わせを取りやめたことで未使用額が生じた.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度は,測定の継続,学会での発表,論文の投稿等を予定しており,データ解析用ソフトや印刷機器,その他消耗品の購入を予定している.
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Research Products
(1 results)