2016 Fiscal Year Research-status Report
顎顔面補綴装置を用いる頭頸部癌患者に対する栄養アセスメント
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26861623
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
村瀬 舞 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (60507771)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 顎顔面補綴 / 頭頸部腫瘍 / 栄養評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
今回の研究では本学歯学部顎義歯外来を受診した頭頸部がん患者を対象に手術前、入院中の暫間補綴装置装着時、退院後の暫間補綴装置装着時、最終顎義歯装着時の各時点における栄養アセスメント(主観的手法と客観的手法)と補綴的観点よる咀嚼機能評価を行うことを目的としている。大学に設置された倫理委員会への申請を行い、その承認を得たのですべての被験者に倫理員会の承認を受けた同意書に署名捺印を受け、確認後研究を開始している。 本年度に得られたデータをさらに経時的に追跡し、また今後さらに研究に参加する患者総数を増やす必要があると考えられる。また、手術後も追加治療を行う場合もあったため、患者の現状を把握するようにフォローを続けることが研究遂行のために必要である。追加治療による影響によって補綴装置の選択および補綴装置の装着期間は変化することも踏まえた追跡が必要となった。本年度は得られた研究結果を関連雑誌へ投稿し、受理された。また、関連学会に多く出席し、情報収集および当該分野における研鑽を積み、研究の最前線についての知識を得ることができ、またさらに成果の一部は既に発表予定となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究開始に必要な倫理申請を提出し、本学の倫理審査委員会より承認を受けた上での研究を行っており、本年度は手術前、入院中の暫間補綴装置装着時、退院後の暫間補綴装置装着時、最終顎義歯の各時点において、研究計画に沿った方法にてデータを収集することが出来たから。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度に得られたデータをさらに経時的に追跡し、また今後さらに研究に参加する患者総数を増やす必要があると考えられる。本研究を遂行する上で、本学歯学部口腔外科、本学医学部頭頚部外科および他施設からの顎顔面欠損が生じる可能性のある患者について、手術前からの診査診断、手術直後に装着する暫間補綴装置の作製のために本学歯学部顎義歯外来に受診していただくよう、各科の更なる連携を強め、協力を求め患者の現状を把握するようにフォローを続けることが研究遂行のために必要である。本年度も患者の補綴装置の状態が複雑になったため、追加治療による影響によって補綴装置の選択および補綴装置の装着期間は変化することも踏まえた追跡が必要となった。また本年度は研究により得られた結果を関連雑誌へ投稿し受理されたが、今後もさらなる研究発表および論文投稿を行う予定である。
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Research Products
(7 results)