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2014 Fiscal Year Research-status Report

歯の喪失による学習・記憶能低下の分子生物学的解明

Research Project

Project/Area Number 26861641
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

大上 博史  広島大学, 医歯薬保健学研究院, 助教 (70711307)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2016-03-31
Keywords歯の喪失
Outline of Annual Research Achievements

これまでアルツハイマー病モデルマウスを用いて,歯の喪失による影響を動物研究で検討した。その結果,歯の喪失は,アルツハイマー病に特徴的な神経病理学的変化である老人斑の沈着を増悪させることなく,海馬神経細胞の減少,委縮を引き起こし,学習・記憶障害を加速させることが明らかになった。しかしながら,歯の喪失がどのようなメカニズムで神経細胞の変化に影響を及ぼしたのかは明らかではない。本研究では,歯の喪失およびそれに続く咀嚼機能の低下による学習・記憶障害の分子生物学的メカニズムを解明することを目的とする。
当初の研究計画の通り,マウスを固形/非抜歯群,固形/抜歯群,粉末/非抜歯群,粉末/抜歯群の4群に分類し,行動実験を行い,マウス脳組織を採取,リアルタイムPCRにより解析を行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

マウスから採取できる血液量に限度があるため,当初予定をしていた血液採取による栄養状態の評価は困難であった。しかし,その他の行動実験,神経関連蛋白のmRNA発現など,現在まで研究1のほぼすべてを遂行し,研究2に移行している。

Strategy for Future Research Activity

年度内に研究計画を遂行できる見込みがあるものの,マウスの数を増やし,昨年度と同様に行動実験や脳組織切片の作製を行い,また神経関連蛋白のmRNA発現の解析を進める予定である。

Causes of Carryover

当該年度はマウスの飼育準備に時間を費やし,予定していた解析をすべて遂行できなかったため解析に必要な費用を次年度に繰り越す事象が発生した。

Expenditure Plan for Carryover Budget

実験計画自体は予定通り進んでいるので,当該年度に実施できなかった解析と次年度実施する解析に使用する予定である。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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