2014 Fiscal Year Research-status Report
PEG造設脳梗塞モデル動物の口腔リハビリが脳内酸化レドックスに及ぼす影響
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26861649
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
川西 克弥 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (10438377)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 咬合 / 咀嚼 / 脳梗塞 / 経管栄養摂取 / マイクロダイアリシス |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度はまず大岡らの方法に従い8週齢のwistar/ST雄性ラットに対して経管栄養摂取モデル(PEG 造設)の作製を行った。2%イソフルラン麻酔下において、左側腹部の皮膚、筋層、腹膜を約10mm切開を行い、胃体の一部を摂子にて把持した状態で、カニューレを胃内に挿入した。プラスチックシリンジに入った液体飼育飼料をカニューレに接続し、0.5ml/分の速度で投与し、漏れがないことを確認した上で胃内切開部を縫合した。液体飼育飼料の投与は1日あたり10ml/250g(weight)/回とし、2時間間隔で6回行った。2~3回に1回は粘度調整ゲル化剤を事前投与し、下痢による消化器症状の改善と胃食道逆流を防止に努めた。投与期間は10日間とし、体重が維持されることを確認した。 次にマイクロダイアリシスを用いたHPLC-ECD法の測定のためのサンプリング方法の手技の確立を目指した。現時点では2%イソフルラン麻酔下においてラットを脳固定装置に固定し、マイクロダイアリシスのカニューレ挿入位置の特定を行っているとこであり、当初の計画予定よりも遅れている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
経管栄養摂取モデル(PEG 造設)の作製は順調に進んでいるが、サンプリングを行うためのマイクロダイアリシスのカニューレ挿入位置が、海馬のどの位置に設定するか定まらないことから、現在模索しているところであるため当初の予定よりやや遅れがちである。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは、遅れがちになっているマイクロダイアリシスのカニューレ挿入位置の特定を急ぐ。次いでLongaらの方法に従い、脳梗塞モデルラット(右側中大脳動脈の虚血モデル)を作製し、脳梗塞の症状が確認されたラットに対し、経管栄養摂取モデル(PEG造設)のための手術を行う。本モデルを用いて、マイクロダイアリシスを用いたHPLC-ECD法の測定を行う予定である。
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Causes of Carryover |
本年度は当初計画していた研究内容よりも進行が遅れているため、本年度の使用額が減少して次年度に費やすこととなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度の研究費には、PEG造設脳梗塞モデルを作製するための動物および手術関連物品、液体飼育飼料の購入に充当させる。また抗酸化能の測定を行うため、マイクロダイアリシスならびに高速液体クロマトグラフィーに関する分析機器の消耗品等の購入に充当させる。
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Research Products
(3 results)