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2015 Fiscal Year Annual Research Report

矯正学的歯の移動における骨細胞産生RANKLの役割の解明

Research Project

Project/Area Number 26861772
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

松本 力  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (90634452)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2016-03-31
Keywords骨細胞 / 歯根膜細胞 / メカニカルストレス / 矯正学的歯の移動
Outline of Annual Research Achievements

力学的負荷による骨リモデリングに関して骨細胞が重要な役割を担っているという報告が増加しているが、矯正学的歯の移動における骨細胞の影響を直接的に調べた報告は少ない。今後の研究として、分子細胞生物学的手法を用いて矯正学的歯の移動時における骨組織と歯根膜組織における遺伝子発現の変化を解析し、その動態について解析していくことが必要となる。本研究では矯正学的歯の移動に関し、根膜細胞と骨細胞のメカニカルストレスに対するRANKL産生能の比較を行うことを目的としており、そのためまずマウス歯根膜細胞およびマウス骨細胞の単離が必要であった。そこでマウス歯根膜細胞の単離では、以下のような方法を用い行った。15匹のマウスの上下顎骨分離し、クロルヘキシジンにて消毒後、歯を抜歯し、コラゲナーゼ処理を行い、セルストレイナーを用いマウス歯根膜より歯根膜細胞を分離し、単離培養することに成功した。しかしマウス骨細胞の単離においては、既存の方法に則してマウス頭蓋骨より単離を試みたが成功しなかった。骨細胞に関しては、マウス骨細胞株であるMLO-Y4が存在するが、初期骨細胞であること、歯根膜細胞が単離細胞であることから、今後マウス頭蓋骨からの骨細胞の単離培養が必要であると考えられる。
今後の研究計画として、マウス頭蓋骨からの骨細胞の単離および、細胞伸展器を用いた細胞培養系の確立を行い、歯根膜および骨細胞の遺伝子発現の変化について解析することで、矯正学的歯の移動時に、歯周組織でどのような変化および組織間相互作用が起きているかを解明していく。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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