2014 Fiscal Year Research-status Report
新規イオンチャネルTRPV1が歯周炎病態形成に及ぼす影響
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26861808
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
高橋 直紀 新潟大学, 医歯学系, 特別研究員(PD) (80722842)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 歯肉上皮細胞 / カプサイシン / 歯周炎モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト歯肉組織中におけるTRPチャネルタンパク遺伝子の発現解析およびその局在 我々は昨年度までにヒトの歯肉組織中にTRPV1が遺伝子レベルで発現していることをPCR法にて確認しており、タンパクレベルでの発現とその局在に関して検討を行った。インフォームドコンセントの得られた患者より歯周外科手術時もしくは抜歯時に歯肉組織を採取、パラフィン切片を作製し、TRPV1に特異的な抗体を用いて免疫染色を行った。その結果、歯肉組織においてもTRPV1が発現していることがタンパクレベルでも確認され、その発現は上皮細胞層で優位であることが明らかとなった。この結果は、先に報告したマウスの歯周組織での発現傾向と同様のものであった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
十分な研究時間を確保できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
歯周炎の病態形成におけるTRPチャネルタンパクの機能解析 (in vivoにおける解析) 我々が以前確立した歯周炎モデルマウスの方法を参考に、P. gingivalisの口腔内感染を行う。8週齢のマウスに抗生剤を含む水を10日間投与し、抗生剤を除いた水を3日間与えた、2%カルボキシメチルセルロースを含むPBSで調製したP. gingivalis全菌体を3日に1度、計10回、フィーディングニードルを用いて経口的に感染させる。感染終了時に安楽死させ、サンプルの回収、解析を行う。 1) 各種TRPノックアウトマウスにおける検討 マイクロCTによる歯槽骨吸収を測定、歯肉組織を採取しmRNAを抽出し、炎症性サイトカインおよびケモカインの遺伝子発現をReal-time PCR法にて解析する。歯槽骨吸収量と炎症性サイトカイン発現の違いにより歯周炎の重症度を比較検討する。また歯周組織の脱灰組織標本を作製し、細胞増殖マーカーであるKi67およびPCNAの免疫組織染色による細胞増殖の評価を行う。
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Causes of Carryover |
当初予定した参考文献の購入が行われなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度に参考文献の購入を行う予定。
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Research Products
(3 results)