2014 Fiscal Year Research-status Report
脳血管障害とコラーゲン結合蛋白を産生するう蝕原性細菌の関連の解明
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26861835
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
渡邉 功 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10636525)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 社会系歯学 / う蝕菌 / 無症候性脳出血 / 認知機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成23-26年度科学研究費補助金による基盤研究(B)「軽度認知機能障害の発生要因に関する前向き追跡研究」(研究代表者:渡辺能行)に基づく追跡調査(下記1)~3))に加えて追加研究として下記4)・5)を実施した。平成26年度は調査から得られた資料・データの整理および測定・実験を行った。 1)認知症の実施・臨床情報の把握【①脳MRI検査の読影;白質病変の有無など、②脳高次機能検査による認知機能の判定、③血液・尿検査;総コレステロール値、中性脂肪、HDLコレステロール、γGTP、クレアチニン、BUNなど、④ベースライン調査後の健康状態・生活習慣の変化など】、2)MRI検査のSWI法による無症候性微小脳出血の有無の読影、3)10年間にわたる追跡調査での認知機能低下群の同定、4)口腔内より得られた唾液資料からのS.mutansの同定およびcnm-positive S.mutansの同定、5)Collagen binding activityの測定
これらのデータ・実験を踏まえて、cnm-positive S.mutansと動脈硬化・認知機能低下・Microbleeds等との関連を解析している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初想定していた実験は予定通り進んでおり、データ解析に主に注力している。27年度に成果として論文化する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
実験及びデータの解析は27年度前半に終了し、論文化を急ぐ予定である。
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Causes of Carryover |
26年度予定していた血液検査を検査機関との調整の上、一部次年度へ持ち越しとなったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度に予定されていた血液検査で持ち越しとなった分について、持ち越し額を用いて早期に検査を行う予定である。
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Research Products
(1 results)