2014 Fiscal Year Research-status Report
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26861842
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
山本 昌直 東京歯科大学, 歯学部, レジデント (60712859)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 嚥下 / 画像検査 / スクリーニング検査 / 呼吸機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
「神経筋疾患の誤嚥・窒息予防を目的とした応用研究」を当大学の倫理委員会に提出・審査を受けた。研究の概要、研究における倫理的配慮、研究対象者への補償と社会への貢献について説明し、倫理委員会より承認を得られた。また同委員会より、研究対象者への同意書および同意撤回書の審査も受け、これについても承認を得られた。本研究の倫理委員会への提出は、研究施設における研究実施にあたり必要不可欠なものであった。 研究環境の整備に関しては、研究計画に基づいた設備備品を購入し研究環境を整えた。主な設備としてはスパイロメーター(CHESTGRAPH ジュニア HI-101, チェスト)が挙げられる。これは呼吸機能の計測に必要なものであった。 実験に関しては、研究対象患者を比較的患者数の得られるパーキンソン病・多系統萎縮症・筋萎縮性側索硬化症とし、倫理委員会承認後に説明・了解の得られた患者のスクリーニングテスト結果・画像検査結果・呼吸機能検査結果のデータ収集を実施しているところである。 同時に本研究に関連する学会である第20回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会、日本障害者歯科学会第31回学術大会、The Dysphagia Research Society 23rd Annual Meetingなどに参加し、国内外の新規の情報や知見などについて調査を行った。研究に関連する新しい知見は本研究の実施・考察にあたり必要不可欠なものと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究が当研究施設の倫理委員会で承認を得られるまでに時間がかかってしまったことで、研究の開始が遅れてしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の進捗には計画よりも遅れがでてしまったが、データ収集は開始されている。平成27年度以降の研究計画は変更することなく実施可能であると考える。
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Causes of Carryover |
本年度末にThe Dysphagia Research Society 23rd Annual Meetingに参加したが、その経費の処理が年度内に不可能であった。よって次年度使用額が、実際のものよりも高い額になってしまった。また本研究が当研究施設の倫理委員会で承認を得られるまでに時間がかかってしまったことで、研究の開始が遅れた。このことにより当該助成金が生じたものと考える。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
上記理由より、実際の次年度使用額は表記のものよりも低額である。研究はすでに開始され、次年度にも継続して行われる予定である。最終的な必要経費には現在変更の予定はないため、次年度以降に使用予定である。
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Research Products
(1 results)