2016 Fiscal Year Research-status Report
慢性疾患を持つ被災者の健康管理 ―老年期と中年期の被災者に焦点を当てて―
Project/Area Number |
26861853
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
清水 誉子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 講師 (00554552)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 被災者 / 慢性疾患 / 健康管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
文献検討の結果、透析やストーマ管理等の特殊な治療・装具を必要とする疾患については、災害が発生する度に、ネットワークの整備や強化等で対応が改善している部分も見られる。しかし、高血圧や糖尿病、高脂血症等の治療を中断しても比較的自覚症状に表れにくい疾患などについては、災害の規模や発生する地域にもよるが、健康管理の継続が難しい現状がある。また、透析やストーマ管理等でも、環境の変化によりコントロールが不良になるなどの問題も継続していることが改めて分かった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
近年発生している災害の被災地が研究者の所在地より遠方であり、家庭の事情で遠方まで赴き、被災者にインタビューを行うことが困難であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度は研究期間を延長しており、4月には東日本大震災の被災者にインタビューを行い、6月に熊本地震の被災者にインタビューを行うことが決定している。また、関東東北豪雨など地震以外の被災地にもインタビュー調査を行うことを予定している。
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Causes of Carryover |
家庭の事情により、遠方まで赴き被災者に直接インタビューを行うデータ収集ができなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度は研究期間を延長しており、4月には東日本大震災の被災者にインタビューを行い、6月に熊本地震の被災者にインタビューを行うことが決定している。また、関東東北豪雨など地震以外の被災地にもインタビュー調査を行うことを予定している。
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