2016 Fiscal Year Annual Research Report
Creation of a nursing intervention checklist and development of a nursing program to support victims of sexual assault
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26861862
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
福本 環 京都府立医科大学, 医学部, 助教 (40650619)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 性暴力被害 / 看護職 / 支援内容 / 面接調査 / ワンストップ支援センター |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は、平成27年度に引き続き、平成26年度に実施した調査2の面接調査のデータ分析に取り組んだ。平成27年度は産婦人科医師のデータ分析をしたのに対し、平成28年度は看護職のデータ分析に取り組んだ。面接調査方法は、研究代表者が作成したインタビューガイドを用いた半構造化面接法であり、質問項目は、内閣府が「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター開設・運営の手引」に提示した支援内容11項目について、被害後初めて産婦人科医療機関を訪れた性暴力被害者に対して行った具体的支援内容、難しかった点、困惑した点、留意した点である。 平成28年6月、研究代表者は京都府健康福祉部家庭支援課に依頼され、平成28年度「内閣府性犯罪被害者等のための総合支援モデル事業「医療機関(産婦人科医療機関)向け研修(DVD)」に講師として出演し、調査2の面接調査で得られた具体的支援内容に関するデータを参考に講義を行った。また平成26年度から毎年担当している「京都性暴力被害者ワンストップ相談支援センター(通称:京都SARA)」の支援員養成講座においても、平成28年度講義では本データを用いて内容を改編し、講義を行った。 今後の展望は、(1)看護職の「具体的支援内容」「支援する際の留意点」に関するデータ分析をさらに進め、看護介入チェックリスト作成に引き続き取り組むとともに、看護支援の構造化を明らかにした上、看護介入チェックリストを用いた教育プログラムを開発すること、(2)「支援する際の困難点/困惑点」に関するデータから、医師および看護職が抱える課題を明らかにすることである。
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Research Products
(3 results)