2018 Fiscal Year Research-status Report
育児休業を取得した看護職のキャリアパス支援モデルの構築
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26861866
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
梶谷 麻由子 島根県立大学, 看護栄養学部, 助教 (20592075)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 育児休暇 / 看護職 / キャリア継続 |
Outline of Annual Research Achievements |
育児休業を取得した看護職のキャリアパス支援モデルの構築を目指している。平成30年度は前年度に実施したフォーカス・グループ・インタビュー内容の分析作業を行った。妊娠・出産後にキャリア継続の後押しとなった要因や育児休業から復帰後または再就職後の状況などについての体験について明らかとなった。フォーカス・グループ・インタビュー内容の詳細については,日本看護教育学会(京都)での発表が決まっている。併せてキャリアパス支援モデル案を作成中である。 育児休業を取得した看護職のキャリアについては、育児休業取得後に継続しているケースや育児休業取得後しばらくして離職し再就職するケースなど複雑である。そのため、キャリアパス支援モデルに当てはまりにくいケースに対する支援の検討も必要となっており、さまざまな視点から支援モデルのあり方についても検討を行っている状況がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
データ分析に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度は,これまでに行った調査結果を踏まえ、前年度までに協力頂いた研究対象者と共にキャリアパス支援モデルを完成させる。それと併せ,平成29年度調査で明らかとなった妊娠・出産後にキャリア継続している看護職の体験について学会発表・論文作成を行う計画である。
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Causes of Carryover |
研究遂行の遅れが、資金的な執行計画とのずれを招いている主な原因となっている。特にH29年度に実施したフォーカス・グループ・インタビュー結果の分析に時間を要し、H30年度内での結果発表が出来なかった。そのため、結果発表等に当てた予算が未使用となっている。次年度は調査結果を学会発表に関わる旅費や論文投稿に用いる予定である。またキャリア支援パス支援プログラム構築に伴う検討会議に関わる費用などに用いる計画である。
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