2014 Fiscal Year Research-status Report
看護師養成所のモーニングケアの教育に関する実態調査:教育プログラムの考案にむけて
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26861874
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
大橋 久美子 聖路加国際大学, 看護学部, 助教 (40584165)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | モーニングケア / 看護技術 / 看護教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究1として、日本の看護師養成所におけるモーニングケアの教育に関する研究の動向を明らかにするために文献検討を行った。 2014年10月、医中誌webにて「モーニングケア」「モーニング・ケア」をキーワードに出版年や文献の種類は限定せずに検索を行った結果、50件の文献が該当した。その内「喪」「モーニングワーク」に関する文献を除くと46件であった。さらに、本文献検討で対象とする看護師養成所における教育について記載していた文献は2件(松尾,1992;川島,1997)のみであった。 これらはモーニングケアの教育の現状を調査した文献ではなかったが、当時のモーニングケアの教育の現状について考察していた。モーニングケアは日常生活援助技術の関連項目の総称であるためモーニングケアとしてではなく清拭や口腔ケアなどのモーニングケアの中身に関した各技術として教えていること、個々の技術の知識はあるが実習で組み合わせて行うモーニングケアが体得されていないこと、また学生がモーニングケアの必要性に気が付くような教師の関わりも不足している点が挙げられていた。 臨床でモーニングケアを正しく実施しきれていない要因の一つに、文献から約20年たっている現在においても同様の教育方法がとられているのではないかと考える。 次年度、看護師養成所の看護教員に対してモーニングケアの教育の現状に関する聞き取り調査を行う予定だが、教育内容と教育方法と教育時期についての詳細を聞き取る予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度に予定していた文献検討を実施し、看護師養成所におけるモーニングケアに関する教育の現状と課題について考察し、次年度の看護教員への聞き取り調査の質問項目を検討できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度の文献検討の結果を踏まえて、計画通りに次年度は看護教員への聞き取り調査を行う。8月までに計画書を作成し、倫理審査を経て、10月~12月に聞き取り調査を実施する。その結果をもとに看護師養成所におけるモーニングケアの教育の実態に関する全国調査に向けた質問紙の作成を行う。
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Causes of Carryover |
文献検討を行ったが該当する文献数が少なかったことにより、人件費が不要となった。そのためアルバイトの者が事務作業で使用するノートパソコンの購入も予定していたが不要となった。また、文献検討の結果を踏まえて看護職と意見交換を行う会議を計画していたが、文献が2件しかなく会議開催の必要性がなかったため支出していない。さらに、看護技術教育についての知見を得るために学会へ参加したが、他の研究費を使用できたため支出しなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度使用しなかったノートパソコンについてはアルバイトの雇用と共に購入を計画している。次年度は計画どおりに聞き取り調査のための調査旅費、会議費、アルバイトの人件費などに必要な支出を行っていく予定である。
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