2015 Fiscal Year Research-status Report
看護師養成所のモーニングケアの教育に関する実態調査:教育プログラムの考案にむけて
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26861874
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
矢内 久美子 (大橋久美子) 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (40584165)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | モーニングケア / 看護技術 / 看護教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度はモーニングケアの教育の実態に関する全国調査で用いる質問紙を作成することを目的に、研究2「モーニングケアの教育の現状に関する看護教員への聞き取り調査」として以下の点を実施した。 1.前年度に行った文献検討を基にした聞き取り調査内容の抽出:①看護師養成所におけるモーニングケアの教育の現状について(教育の有無、教育時期、教育内容、教育方法)、②看護師養成所におけるモーニングケアの教育のあり方について(養成所における教育の意義や必要性、理想とする教育方法とそのための体制、学内での講義や演習と実習での教育について)。 2.聞き取り調査の具体的方法の計画:①対象者は看護教員10名とし、リクルートは自身が所属する研究会や学会で既知の看護教員から知人を紹介してもらう(便宜的サンプリング)。北海道、群馬、福岡の看護大学の教員に声をかける予定とする。②インタビューの方法はフォーカスグループインタビューとする。1回のインタビューにつき2~4名程度のグループで、インタビューガイドに基づき60分程度のインタビューを行う。司会者は議題に沿ってグループで自由に話をしてもらい、適宜、話題提供や詳しく聞きたい事などを尋ねる等して発言が促進されるように配慮する。③インタビューは録音し、逐語録に起こして、調査項目に沿って質的に分析する。 なお、今年度は聞き取り調査の計画立案で終わった。次年度は調査を行い、結果を基に全国調査の質問紙を作成する計画である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度は聞き取り調査の計画立案で終わり、調査に至らなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、前年度計画した聞き取り調査を8~9月に実施する。10月以降はデータを分析し、研究3「モーニングケアの教育の実態に関する全国の看護教員への質問紙調査」で用いる質問紙を作成する。 平成29年度は全国調査を実施し、その結果を基に研究4「モーニングケアの教育プログラムの考案」につなげる。
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Causes of Carryover |
平成27年度に実施予定であった聞き取り調査を実施していないため、研究費の余りが生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度は平成27年度実施予定であった聞き取り調査を行う。平成28年度に予定していた全国調査は平成29年度での実施に変更する。使用時期が後ろ倒しになるが、計画通りに研究費を使用する予定である。
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