2014 Fiscal Year Research-status Report
移動援助アセスメントツールの腰部椎間板圧迫力値との関係の検証
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26861878
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
田丸 朋子 摂南大学, 看護学部, 助教 (00634940)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 腰部負担 / 移動援助 / 腰部椎間板圧迫力 / 腰痛 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、看護師の腰痛の原因であるとされる移動援助時に、その援助姿勢や動作の、腰部への負担の程度を客観的に評価できる「移動援助動作アセスメントツール(TAMAツール)」を、腰部椎間板圧迫力値の推定に対応できるよう改良させることである。 平成26年度は、看護師の移動援助動作を測定し、腰部椎間板圧迫力とTAMAツール得点との関係を検証する実験に必要な、測定機器・物品の用意および実験計画の作成を行った。 看護師の移動援助動作を測定し、腰部椎間板圧迫力とTAMAツール得点との関係を検証する実験に必要な動作解析システムについては、本研究開始前に使用していた動作解析システムが2次元のシステムであったため、3次元システムへのアップグレードを行い、解析テストなどを行った。また、3次元化に伴い、カメラなどの必要数も増加するため、それらの準備を行った。 実験計画については、本研究を実施するにあたって倫理委員会の審査を受け、承認された。27年度から実験を行うに当たり、被験者(看護師)および実験補助者(患者役)の選定などを行った。被験者は看護師免許を有し、病院で看護師として勤務した経験が3年以上ある者(複数名)に依頼する予定である。実験補助者は、標準体形の看護学生に依頼予定である。 TAMAツールは前研究にて、ベッド上における移動援助すべてに対応できるものへの改良がなされている予定であったが、分析の結果、現在のTAMAツールでの重みづけの変更やデータを増やしての再分析を行った方がよいと考えられるため、本研究と並行して実施していく必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
妊娠・出産に伴う研究活動の中止のため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度実施予定分を、平成28年度~29年度に実施する。
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Causes of Carryover |
年度末に産前・産後休暇取得により、研究機関に不在であったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度予算と合わせて使用する。
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