2015 Fiscal Year Research-status Report
がんを持つ母親と思春期女子の対話を基盤にした支援モデルの開発と評価
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26861881
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
藤本 桂子 群馬大学, 保健学研究科, 助教 (80709238)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 概念分析 / 内容分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.概念分析による介入評価指標の抽出:「がんを持つ母親と思春期女子の対話」について概念分析を行うことで、支援モデル を用いて介入した際の、評価指標を抽出する。 1)採用する概念分析の手法を選択、2)PubMedにて「Breast cancer、mother、daughter」をキーワードとした文献を検索、3)医中誌にて「乳がん、母、娘」をキーワードとした文献を検索、4)概念分析を実施中 2.内容分析による支援モデルへの重要な要素の追加:「がんを持つ母親」と「思春期女子」が告知時から初期治療開始までに体験すること の同一点および相違点を明らかにすることで、支援モデルへの重要な要素を追加する。 1)初発乳がん患者4名及び高校生以上の娘4名(告知時に中学生もしくは高校生)に対し、インタビューを実施、2)インタビューデータを文字に起こし、母親と娘の体験の同一点及び相違点を分析、3)今後、さらに16名の母娘のインタビューを行い、分析予定
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画内容にはなかったが、支援モデルを用いた介入の評価をより正しく行うために、概念分析を行い、得られた結果を評価指標に加えることとした。 また、支援モデルにより重要な要素を加えるため、同一家族における患者と娘の体験の同一点および相違点を明らかにする研究も追加した。 そのため、支援モデルの作成には至っていないが、より妥当性のある支援モデルの作成と介入評価には不可欠である。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、概念分析とインタビュー調査による内容分析の研究を進める。また、重要な要素を追加し、支援モデルの作成を行う。 支援モデルができ次第、モデルを用いた介入の実施と評価を行う。
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Causes of Carryover |
支援モデルの作成に至らなかったため、教材作成の費用を次年度に繰り越すこととした。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
支援モデルの作成ができ次第、教材の作成を行う。
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