2015 Fiscal Year Research-status Report
授乳期の女性への栄養アセスメントに基づいた栄養指導介入の効果の検証
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26861916
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
白石 三恵 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50632220)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 栄養指導介入 / 産後女性 |
Outline of Annual Research Achievements |
産後1か月の女性を対象に個々の栄養素摂取量に応じた栄養指導介入の効果を検証することを目的に、平成27年度はランダム化比較試験を実施した。当初は非ランダム化比較試験を計画していたが、実現可能性を再検討した結果、ランダム化比較試験に変更することとした。 【事前調査結果の分析】昨年度、産後1か月女性の栄養摂取状況についての事前調査を行った。体重を早期に非妊時に回復させたいと考えている女性では、授乳期に重要とされる栄養素の摂取量が有意に少ないことが明らかとなった。また、食事・間食回数や調理サポートの有無も栄養素摂取量に影響を及ぼしていることが示された。今後、さらに調査結果の詳細な分析を進める予定である。【栄養指導内容の検討】事前調査から明らかになった栄養素摂取量に関連する要因を考慮した上で、栄養指導パンフレットの内容を検討し、修正した。【ランダム化比較試験】平成27年4月よりランダム化比較試験を開始し、現在継続中である。研究に同意された産後1か月女性を対照群、介入群にランダム割付し、介入群には、産後1か月健診時の栄養素摂取量に基づいて過剰および不足栄養素を検出し、栄養素摂取量の結果とそれら栄養素についての食事摂取時の留意点を示すパンフレットを各対象者に郵送した。その後、産後3か月、産後6か月時に再び栄養素摂取量の調査を実施している。【研究成果の公表】産後1か月間の栄養素摂取量に関連する要因について、国際学会及び国内学会で発表した。現在、論文執筆中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
介入研究の開始は計画より約半年延期となったが、研究デザインをランダム化比較試験に変更した結果、予定調査期間が短縮できたため、概ね予定通りに進行している。 しかし、平成27年度途中から、調査病院の外来診療体制の変更によりリクルート可能な産後女性が予定数より減少しているため、調査期間の延長を考慮しながら、対象者数を確保する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度前半にリクルートを終了し、12月に全調査終了予定である。 データ収集終了後、栄養指導介入の効果を産褥期における主要な栄養素摂取量を指標に検証する。その結果に基づき、本研究で実施した介入方法および介入内容の修正の必要性、臨床応用可能性を検討する。
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Causes of Carryover |
介入研究の開始および終了時期が約半年遅れたため、当該年度に予定していた調査費用の一部を次年度に繰り越すこととなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
フィールド調査に伴い、研究補助者の人件費、調査票郵送費、謝品等が必要である。当初申告していた調査に伴う研究費使用計画には、大きな変更はない。
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