2017 Fiscal Year Research-status Report
学童期以降小児がん経験者のための外来における健康教育プログラムの開発
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26861936
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
土路生 明美 (東明美) 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (00347626)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 小児がん経験者 / 健康行動 / 若年成人 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,長期フォローアップ外来において,学童・思春期,あるいは成人に達した小児がん経験者を対象に行われている健康教育の現状を明らかにし,小児がん経験者や家族のニーズに沿った健康教育プログラムを開発することを目的とする。 若年成人期の小児がん経験者の健康行動に関し家族を対象とした面接調査より、同年代の人と同様のライフスタイルを望んでいることが分かり、小児がん経験者の喫煙・飲酒量等の健康行動の詳細を把握し、不健康行動について振り返りができる機会の提供が必要であることが示唆された。 平成29年度は、小児がん経験者の喫煙・飲酒行動について焦点をあて文献検討を行い、学会発表をした。また、若年成人期の小児がん経験者の比較対照群となる「大学生・大学院生のライフスタイルに関する実態調査~アセトアルデヒド脱水素酵素2表現型(ALDH2)と心理社会的要因との関連に焦点をあてて~」を、5つの大学の協力を得て、平成29年8月から平成30年3月にかけて実施した。その結果、2244部(回収率は65.2%)の調査票を回収した。内訳は男性が841部(37.5%)、女性が1403部(62.5%)であった。現在データの入力を終え、分析を行っている。平成30年度は、若年成人期の小児がん経験者の比較対照群の特性を明らかにするとともに、若年成人期の小児がん経験者のライフスタイルに関する実態調査を行い、保健教育への示唆を得たい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
小児がん経験者のライフスタイルに関する質問紙調査の準備が遅れている
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Strategy for Future Research Activity |
若年成人期の小児がん経験者の比較対照群となる大学生のライフスタイルに関する調査結果分析を行うともに、 小児がん経験者のライフスタイル(食事、運動、喫煙、飲酒など)に焦点をあてた質問調査の準備を進めていく。
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Causes of Carryover |
調査旅費が発生しなかったため
小児がん経験者のライフスタイルに関する実態調査費用として使用する
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