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2015 Fiscal Year Research-status Report

医療的ケアが必要な在宅重症児のきょうだい支援に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 26861938
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

古屋 悦世  北里大学, 看護学部, 助教 (00458754)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywordsきょうだい支援 / 在宅重症児 / 医療的ケア / 母親
Outline of Annual Research Achievements

本研究は3段階で構成され、当該年度は第2段階の研究と位置付け、昨年度第1段階で実施したグループインタビューによる医療的ケアを要する在宅重症児のきょうだい支援に関する母親のニーズ実態調査の分析結果を基に、質問紙調査票の作成に取り組んだ。具体的には得られたデータはグループダイナミクスと個人の文脈を明確にし、個人とグループ間の相互作用を考慮しながら質的データ分析を実施し、そこから分析結果のカテゴリーとサブカテゴリーの内容を参考に質的質問紙調査票を作成した。質問項目は、1)きょうだいの子育てについて、2)きょうだいへのサポートについて、3)医療的ケアのある障がい児の社会サービスについての3項目から構成され、20の質問が抽出された。当該年度の研究を進めるにあたり、研究者の所属機関の研究倫理委員会より承認を得た。現在、研究協力関連機関との調整を図り質問紙調査票の配布準備を進めている。
さらに、平成27年の5月と平成28年4月にきょうだい支援を全米で広める活動をおこなっている “Sibling Workshops and Sibshops Facilitator Training”に参加し、現在北米で実践されているきょうだい支援プログラムの実際の情報収集と、関係者との交流を図り、知見を広めている。今後は、この視察と質問紙調査結果を統合していき、日本における医療的ケアを要する在宅重症児のきょうだい支援プロクラム提示へつなげていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当該年度は質問紙調査票を作成し調査を実施予定であったが、グループインタビュー結果をまとめるのに時間を要したため、計画より遅れてしまった。平成28年4月に研究者が所属する研究機関の研究倫理委員会の承認を受けたので、当該年度5月から8月にかけて質問紙の配布と回収を計画し、質問紙調査を進めていく。

Strategy for Future Research Activity

平成28年度は、本研究の最終段階に位置づけ、前年度の調査分析結果を基に作成した質問紙調査を遂行し、その結果と北米でのきょうだい支援ファシリテーターワークショップ視察結果を統合する。最終的に、日本における医療的ケアが必要な在宅重症児のきょうだい支援プログラム試案の提示を目指す。まずは、現在配布先の調整をおこなっている質問紙調査の配布回収を本年度8月までにおこなう計画である。回収されたデータはすぐに専門家の助言を得ながら分析をおこない、分析結果を本年度10月までにおこなう。分析と同時進行で、今年で25周年を迎えるきょうだい支援プログラム創始者であるD.マイヤー氏が開催するファシリテータートレーニングワークショップへの参加と関係者との交流から得られた示唆と、質問紙調査結果を統合させ、日本における医療的ケアを要する在宅重症児のきょうだい支援プロクラム提示を年度末までにおこなう。

Causes of Carryover

質問紙調査の遂行の遅れにより、印刷代や郵送代が使用できなかったために次年度使用額が生じた。
平成27年度に引き続き、25周年を迎えたきょうだい支援プログラムの創始者D.マイヤー氏がアメリカワシントン州シアトルで開催するファシリテータートレーニングワークショップに参加し、世界のきょうだい支援の実際についての情報収集と、関係者との交流をおこなう。そこから、日本におけるきょうだい支援の在り方について検討するため、旅費代として次年度使用額が生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

質問紙調査については、すでに倫理委員会の承認が得られているので、平成28年5月から8月の期間に質問紙調査票の配布と回収を実施する計画である。その過程で質問紙印刷代や郵送代に使用する計画である。
平成28年4月にアメリカワシントン州シアトルで開催されたきょうだい支援ファシリテータートレーニングワークショップに参加したので、旅費を申請予定である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2015

All Presentation (3 results)

  • [Presentation] 医療的ケアを要する在宅重症児のきょうだいへの支援の現状-母親へのグループインタビューの分析から-2015

    • Author(s)
      古屋悦世
    • Organizer
      第15回北里看護研究会
    • Place of Presentation
      神奈川県相模原市 北里大学
    • Year and Date
      2015-12-12
  • [Presentation] 医療的ケアを要する在宅重症児のきょうだいへの支援の現状-母親へのグループインタビューの分析から-2015

    • Author(s)
      古屋悦世、鳥居央子
    • Organizer
      日本家族看護学会 第22回学術集会
    • Place of Presentation
      神奈川県小田原市 国際医療福祉大学
    • Year and Date
      2015-09-05
  • [Presentation] 医療的ケアを要する在宅重症児のきょうだい支援に関する母親のニーズ2015

    • Author(s)
      古屋悦世、鳥居央子
    • Organizer
      日本小児看護学会 第25回学術集会
    • Place of Presentation
      千葉県千葉市 東京ベイ幕張ホール
    • Year and Date
      2015-07-26

URL: 

Published: 2017-01-06  

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