2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a bottom-up structure to promote health of pregnant women in rural Tanzania
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26861940
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
新福 洋子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (00633421)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 国際研究者交流 / 助産学 / 国際協働 / 妊娠期教育 / アフリカ / タンザニア / アクションリサーチ / ボトムアップ |
Outline of Annual Research Achievements |
研究の論文化のために課題の延長を行ったが、2015年度までに実施していた研究成果はすでに1本は昨年度論文として発表し、次の論文を発表すべく、執筆後に国際学術誌に投稿した。1誌目はリジェクトの結果になったが、2誌目は1回目のレビューがあり、修正後再投稿を行った。2回目のレビューをフォローアップしているが、未だ結果が届いていない。引き続きフォローアップしていく予定である。本研究課題からはこの論文に加え、もう1本論文化し、1誌目はリジェクトの結果になったため、2誌目に投稿し、結果を待っている。 2016年度までに実施した、タンザニア農村部の産科医療と作成した教材に対する医療者、伝統的産婆へのインタビューデータは、スワヒリ語逐語録を英語に翻訳し、現在その翻訳の確認作業を行っている。その作業の終了後、2015年~2016年に収集したデータが揃うため、データの分析作業に移ることができる。この翻訳作業はタンザニアの研究協力者の妊娠・出産に伴い、計画よりも時間が掛かっている。 2017年度は本研究課題で作成した教材が、大学院博士課程の研究2件に使用された。タンザニアの妊娠期のコミュニケーション教育、またタンザニアの若年妊婦の教育の一環として使用され、その研究の遂行をスーパーバイズした。特に1件目では大学院生がタンザニア農村部において、作成した教材を使用した際の母親の認識を調査したため、そのデータによっても本研究課題の評価が可能である。今後データの逐語録を作成し、分析を行い、本研究課題の評価として活用する。
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