2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Social Support Assessment Scale for Family Caregivers of Older Adults with Dementia at Home (SSFD)
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26861978
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| Research Institution | Kumamoto University |
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Principal Investigator |
安武 綾 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 准教授 (40366464)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | ソーシャルサポート / 認知症 / 高齢者 / 介護者 / 家族 / 尺度 / 在宅 / 看護 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
【研究目的】本研究では,在宅認知症高齢者家族のソーシャルサポートを測定する尺度を開発 し,その信頼性と妥当性を検討することを目的とする.【研究デザイン】在宅認知症高齢 者家族のソーシャルサポート尺度の開発のための量的横断的質問紙調査を実施した.【研究方法】予備研究より導かれた在宅認知症高齢者家族のソーシャルサポートの構成概念に沿って本調査は,35 項目の「在宅認知症高齢者家族のソーシャルサポート尺度」を留め置き法で 384 名の対象に配布した. データの分析は,記述統計,探索的因子分析,確認的因子分析の算出,モデル適合度,ソーシ ャルサポート得点とアウトカムとの関連の確認を行った.【結果】本調査では,314 名(82.8%)より回収した. 在宅認知症高齢者家族のソーシャルサポート尺度は,探索的因子分析にて,【情緒的支援】 【実用的家事介護支援】【適切な情報提供】【介護への意味づけへの支援】【レスパイトのた めの調整】の 5 つの下位概念から構成された.尺度全体の Cronbachα係数は,0.880 であり 信頼性は検証された.確認的因子分析によるモデル適合度において, GFI は0.865,AGFI は 0.854,CFI は 0.854,RMSEA は 0.083 でありモデルの適合度は高く構成概念妥当性は確保された.再テスト法により安定性が,「地域住民用ソーシャルサポート尺度(JMS-SSS)(堤ら, 2000)」と正の相関により並存妥当性が確保された.在宅認知症高齢者家族のソーシャルサポート尺度と介護負担感とは負の相関が認められ、健康関連QOL尺度の精神的健康とは正の相関が認められた。【結論】「在宅認知症高齢者家族のソ ーシャルサポート尺度」の信頼性と妥当性が確認され,在宅認知症高齢者家族のソーシャル サポートの有無と介護負担感・精神的健康の関連が明らかとなった.
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