2017 Fiscal Year Annual Research Report
Verbal and physical abuse of public health workers: analysis of current status and plans for dealing with the problem
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26861993
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
石川 英里 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 助教 (60644945)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 地域保健福祉機関 / 市民からの暴言暴力 / 刑法上の犯罪 / 機関の対応方針 / 行政保健師 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、全国の地域保健機関を対象として、利用者による暴言・暴力について、①刑法上の犯罪の構成要件との関係から、その実態を調査すること、及び②未然防止に関する取り組み方針や、暴言暴力が発生した際の対応方針について、その存否と、方針がある場合にはその内容を調査すること等を目的とするものである。 上記の目的を踏まえて、これまで、地域保健機関の関係者に対して、①および②に関する聞き取り調査を行ってきた。また、その結果をもとに、法学者、弁護士、疫学・統計の研究者らと検討を重ね、質問紙を作成し、前年度は、プレテストを実施した。 今年度は、プレテストの結果をもとに、質問紙を加筆・修正し最終版を完成させ、各地域保健機関1)保健所、2)市町村/政令市保健センター、3)精神保健福祉センター、4)児童相談所)を対象とした悉皆調査を実施した。 回収率は、(1)保健所46.1%、2)市町村/政令市保健センター25.9%、3)精神保健福祉センター56.5%、4)児童相談所39.7%(平成29年3月30日時点)であった。今年度は本調査の結果をもとに報告書の作成を行った。
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