2016 Fiscal Year Annual Research Report
Possibility of the elementary school homemaking course that the citizen independent at the solitude rural district and fishing village part is brought up
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26870019
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
小野 恭子 弘前大学, 教育学部, 講師 (60634558)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 生活時間 / へき地農山漁村部 / 小学校 / 家庭科 |
Outline of Annual Research Achievements |
へき地農山漁村部における地域の影響について、生活時間調査および生活時間調査を教材として小学校家庭科における授業の成果について、分析を行った。さらにへき地農山漁村部の小学校において、授業の成果からわかった地域の影響について、実際に指導している教師の聞き取り調査による検証および現地における実地調査・文献調査によって検証を行った。 また,へき地農山漁村部において地域から影響を受けている一因である、学校の統廃合において文献調査を行い、年代別変化について具体的な面積・統合の時期・生活している戸数・商店の数などについて資料から探った。その結果学校の統廃合の前から、戸数の減少・商店の減少などが見られたが、統廃合の後さらに減少傾向が強まることも明らかになり、学校が地域に与える影響について明らかになった。 このような資料を子どもたちに提示し、将来の生活についてアンケート調査を行ったところ、移動手段が必ず必要であるために自家用車の複数所有が必要であること、高校生になったときにどのような交通手段で通学できるのか、通学できない場合には一人暮らしをすることになるが、一人暮らしに必要な知識・技能の習得が必須であることに気づいた。また大人になってこの場所で生活するには、第1次産業以外にも働ける場が必要であり、第1次産業と雇用を生み出す働く場を作ることも求められていることにまで考えている子どももいることが明らかになった。 これらの成果については、家庭科教育学会大会、家庭科教育学会東北地区会大会で発表を行った。
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Research Products
(3 results)