2014 Fiscal Year Research-status Report
NAFLDにおけるプロバイオティクスの脂肪酸代謝作用ポイントの同定と治療応用
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26870026
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
澤田 康司 旭川医科大学, 医学部, 助教 (80548660)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | NAFLD / プロバイオティクス / 腸内細菌叢 / Toll-like receptor |
Outline of Annual Research Achievements |
研究者は高脂肪食を負荷した非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)モデルマウスに抗生剤を投与した腸内除菌モデルマウスにおいて、脂肪肝の改善、脂質代謝遺伝子、肝組織Toll-like receptors (TLRs)の発現異常が改善することを見出しており、このことから、腸内細菌叢、脂質代謝、肝自然免疫が密接にかかわっている事が示唆された。この結果に基づいて本年度の計画としては、高脂肪食負荷NAFLDモデルマウスにプロバイオティクスを投与することで、脂肪肝の改善程度と腸内細菌叢の変化を検討すること予定した。現在、高脂肪食単独投与群と高脂肪食+プロバイオティクス投与群において、投与初期の段階では体重増加に相違は見られておらず、プロバイオティクスの効果は現段階では認めていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
高脂肪食投与によるNAFLDモデルマウス作成に最長で48週間の投与が必要であり、適切なモデルマウス作成に時間を要しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
高脂肪食、プロバイオティクス投与によるモデルマウス作成を継続していく。また脂肪酸やプロバイオティクスの生理活性物質を肝組織初代培養細胞や、継代培養細胞に添加したin vitroの実験を進めていく。
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Causes of Carryover |
モデルマウス作成に時間を要し、当初の研究計画より遅れている状況であり、必要と考えられた消耗品を購入するに至っていないため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
脂肪肝開園の評価、血液生化学検査、腸内細菌叢解析のための消耗品に使用していく予定である。
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