2016 Fiscal Year Annual Research Report
Identification of Genetic Mutation in Papillon Dog Neuroaxonal Dystrophy, and Application as a Novel Animal Model for Human Infantile Neuroaxonal Dystrophy
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26870118
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
坪井 誠也 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (20721963)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | イヌゲノム / 神経軸索ジストロフィー / 神経疾患 / 遺伝子病 / パピヨン / オートファジー |
Outline of Annual Research Achievements |
全エキソーム解析法により、国内のパピヨン犬に散発的に発生する神経軸索ジストロフィー(NAD)の原因遺伝子を特定した。本研究では、(A)多症例のパピヨン犬において変異の大規模スクリーニング検査を行い、キャリア犬を摘発すると同時に、(B)同変異が疾患の病態発生に与える影響について調査する。平成28年度の研究結果を以下に示す。 平成28年度は、前年度に引き続き未発症パピヨン犬のDNAサンプルを収集し、同定された変異のジェノタイピングを行った。ジェノタイピング検査では、収集した未発症の個体はいずれも野性型のアリルを有しており、今回同定された変異の浸透度は極端に低いことが示唆された。また、前年度および前々年度の反省を踏まえ、パピヨン犬、チワワ犬以外の犬種についても大規模に変異を調査してみたが、いずれの犬種からも変異個体を摘発することはできなかった。以上の成果については学術誌Plos oneに公表した。 また、前年度の研究より、オートファジーに関連するタンパク質(LC3 (microtubule-associated protein light chain)、p62、ATG5、Beclin1、ATG16L)がNAD症例の病変部であるスフェロイドに蓄積していることが判明した。特にATG5、ATG16L、Beclin1については初期のオートファゴソーム形成に関連するタンパク質であることから、発達段階の種々のオートファゴソームが病変部に蓄積していることが強く示唆された。本成果については現在、学術誌へ投稿中である。
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[Journal Article] Identification of the PLA2G6 c.1579G>A Missense Mutation in Papillon Dog Neuroaxonal Dystrophy Using Whole Exome Sequencing Analysis.2017
Author(s)
Tsuboi M, Watanabe M, Nibe K, Yoshimi N, Kato A, Sakaguchi M, Yamato O, Tanaka M, Kuwamura M, Kushida K, Ishikura T, Harada T, Chambers JK, Sugano S, Uchida K, Nakayama H.
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Journal Title
Plos one
Volume: 12(1)
Pages: e0169002
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant