2016 Fiscal Year Research-status Report
長期的視点に立った情報モラル教育の評価指標・方法の検討と評価システムの構築・実証
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26870250
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
塩田 真吾 静岡大学, 教育学部, 准教授 (30547063)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 情報モラル教育 / 情報教育 / 長期的変容 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は,平成27年度に開発した評価システムを用いて,学校での情報モラル教育の成果の評価を実施した。 具体的には,小学校において約半年間の情報モラル教育を実践し,その中で,事前,途中,事後の3回にわたり評価システムを用いて情報モラル教育の成果の評価を行った。その結果,知識と使用状況を把握することで,クラスの子どもたちの実態を分析することができ,効果的なカリキュラムの検討に寄与できることが明らかとなった。 また,診断システムを用いた実態把握の容易さについて,教員にヒアリングを実施したところ,WEB上で使用状況を比較して判断することができる点や分布図で知識と使用状況をクロスして検討できる点が実態把握の容易さにつながり,今後の情報モラル教育の指導に役立つと評価された。WEB上で簡単に実態を把握できる点も本研究の成果である。 また,開発した評価システムを全国の小中学校約8,000人を対象に実施し,その妥当性の評価を行った。 これらの研究に関して,国内学会発表1件と国際学会発表1件を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成28年度は,平成27年度に開発した評価システムを用いて,学校での情報モラル教育の成果の評価を実施した。 具体的には,小学校において約半年間の情報モラル教育を実践し,その中で,事前,途中,事後の3回にわたり評価システムを用いて情報モラル教育の成果の評価を行った。その結果,知識と使用状況を把握することで,クラスの子どもたちの実態を分析することができ,効果的なカリキュラムの検討に寄与できることが明らかとなった。 また,開発した評価システムを全国の小中学校約8,000人を対象に実施し,その妥当性の評価を行った。 これらの研究に関して,国内学会発表1件と国際学会発表1件を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,得られた成果を広く公表するために,査読論文の投稿及びWEBサイトの構築と公開,さらには,報告書の作成と配布を行う。
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Causes of Carryover |
平成28年度は,得られた成果を広く発表するには至らなかったため,次年度に使用することとした。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度は,得られた成果を広く発表するために,報告書の作成を行う予定である。
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