2014 Fiscal Year Research-status Report
SHRSPの遺伝性脳卒中発症を支配する原因遺伝子の同定とその分子病態の解明
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26870376
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
大原 浩貴 島根大学, 医学部, 助教 (10609225)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 疾患モデル / 高血圧 / 脳卒中 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は、脳卒中易発症高血圧自然発症ラットSHRSPと、その祖先系統であるSHRの交配により作出したコンジェニック系統を用いて、第1染色体および第18染色体に脳卒中感受性遺伝子が存在することを明らかにした。本研究の目的は、当該染色体領域に含まれる遺伝子を主要なターゲットとして、有力遺伝子の同定とその病態への関連について検討することである。本年度は、研究計画に沿い脳・腎臓をターゲットとしてマイクロアレイによる発現解析を行い、系統間で発現量に差のある遺伝子を見出した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画に沿い、脳・腎臓をターゲットとしてマイクロアレイ解析を実施し、系統間で発現量に差の見られる遺伝子を同定できた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、マイクロアレイ解析により得られた情報を基に個々の遺伝子について再評価を行うとともに、他の染色体上に存在する遺伝子の発現を調節しうる因子として、miRNAの発現についても個別に評価を行う予定である。配分経費については、主に各種試薬・消耗品類の購入に使用する予定である。
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Causes of Carryover |
試薬購入を計画的に行い、節約ができたため残額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究計画に沿う形で、各種試薬類の購入に使用する。
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Research Products
(3 results)