2015 Fiscal Year Annual Research Report
抗原のクロスプレゼンテーションによる全身性エリテマトーデス誘導機構の研究
Project/Area Number |
26870421
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
積山 賢 九州大学, 大学病院, 助教 (20514607)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 抗原のクロスプレゼンテーション / 全身性エリテマトーデス / SLE |
Outline of Annual Research Achievements |
STINGは抗原の繰り返し投与による全身性エリテマトーデス(SLE)の発症に関与するかを検討した。野生型およびSTING欠損マウスに卵白アルブミン(OVA)を繰り返し投与し、SLEの発症を誘導した。組織傷害として、腎炎を評価した。呈色半反応による半定量試験紙を用いて、タンパク尿を検出した。また、細胞内染色により脾臓のIFNγ産生CD8+ T細胞をフローサイトメーターで検出し、細胞傷害性T細胞(CTL)の生成を検討した。その結果、STING欠損マウスでは野生型マウスと同等にタンパク尿が検出され、腎傷害が誘導された。また脾臓におけるIFNγ産生CD8+ T細胞も、STING欠損マウスと野生型マウスで同等に検出され、両マウスにおいて同等にCTLが生成していた。
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