2016 Fiscal Year Annual Research Report
Exploration of Interprofessional Collaboration skills of professionals involved in transitional care to home
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26870470
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
畔上 光代 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (40644472)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 多職種連携 / 機関間連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的は、65歳以上の高齢患者の自宅退院に伴う退院支援において、病院と在宅ケア機関が行っている連携・協働の実際から、シームレスなケアを実現する専門職者の専門職連携実践力を明らかにすることである。まず、地域ネットワークを活用しIPWを行っている退院調整部門の専門職と在宅療養支援に携わる訪問看護師およびケアマネジャーに、病院と在宅ケア機関の機関間連携に焦点を当てた専門職連携に関する日々の実践を語ってもらった。インタビュー対象者ごとの逐語録から、病院と在宅ケア機関の機関間連携に焦点を当てた専門職連携実践力について質的帰納的に分析した。 質的に分析した在宅ケア機関の機関間連携に焦点を当てた専門職連携実践力を用いて、32項目からなる訪問看護師の専門職連携実践力自己評価調査票と、33項目からなるケアマネジャーの専門職連携実践力自己評価調査票を作成した。調査票を用いた量的調査のために、A県内訪問看護ステーション312か所と、居宅介護支援事業所1683か所に調査票配付の研究依頼をし、A県内訪問看護ステーション72か所、居宅介護支援事業所397か所の同意を得た。 訪問看護師の専門職連携実践力自己評価に関する調査では、同意を得た訪問看護ステーションの訪問看護師449名に調査票を配布し、320部の回答を得た。その中で、回答に欠損のない294部を有効回答として項目の分析および因子分析を行った。因子分析の結果、訪問看護師の専門職連携実践力自己評価調査票は4因子が抽出された。 ケアマネジャーの専門職連携実践力自己評価に関する調査では、同意を得た居宅介護支援事業所のケアマネジャー1139名に調査票を配布し、967部の回答を得た。その中で、回答に欠損のない887部を有効回答として項目の分析および因子分析を行った。因子分析の結果、ケアマネジャーの専門職連携実践力自己評価調査票は6因子が抽出された。
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