2015 Fiscal Year Research-status Report
中国ドキュメンタリー映画批評の空間およびネットワークの構築
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26870476
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
佐藤 賢 明海大学, 外国語学部, 講師 (50726487)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 中国ドキュメンタリー映画 / 東アジア |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、次の研究活動をおこなった。 昨年度に引き続き、調査・資料収集をおこなった。映像資料については、大陸中国のみならず、香港、台湾の映像資料についても収集した。中国・北京、上海を訪れ(2016年3月)、映画監督・葉雲氏、毛晨雨氏らにインタビューをおこない、現在の中国インディペンデント・ドキュメンタリー映画をめぐる状況について話を聞くことができた。 さらに、毛晨雨氏は、中国のインディペンデント・ドキュメンタリー映画監督たちが中心となって編集している『電影作者』の編集委員をつとめており、中国インディペンデント・ドキュメンタリー映画研究のネットワーク構築の面において、協力関係を築くことができた。 日本国内においても、各種の中国インディペンデント・ドキュメンタリー映画の上映イベントに積極的に参加し、国内外の映画関係者・研究者とのネットワーク構築に努めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度に引き続き、中国におけるインディペンデント映画をめぐる環境は厳しく、中国国内における映画上映イベントは開催できない状況にあり、上映イベントを利用したインタビュー調査が進まなかった。 また、所属研究機関の変更にともなう諸般の業務に忙殺され、当初予定していた研究会や中国大陸から映画関係者を招請したワークショップを実施することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
中国インディペンデント・ドキュメンタリー映画の視聴機会を提供し、研究会活動の基盤をつくる。 引き続き、他の研究会活動と積極的に連携し、ネットワークの構築を目指す。 中国大陸から映画関係者を招請し、ワークショップを実施する。
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Causes of Carryover |
当初、調査のため参加を予定していた中国・北京、南京における映画祭が開催中止となってしまい、旅費を支出することができなかった。所属研究機関の業務に忙殺され、当初予定していた中国大陸の映画関係者を招請したワークショップを開催することができず、旅費・謝金を支出することができなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
中国大陸の映画関係者を招請したワークショップを開催する予定である。
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