2016 Fiscal Year Annual Research Report
Establish of gene repair methods and analysis of pathological conditions using iPS cells derived from patients with glycogen storage disease type Ia
Project/Area Number |
26870544
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
城戸 淳 熊本大学, 医学部附属病院, 診療助手 (70721215)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 糖原病Ia型 / 肝臓 / iPS細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年4月14日に熊本地震がおこり、これまで構築してきた研究環境が全て破壊され、臨床環境と研究環境を再度整備し構築するために数カ月要した。再度、研究環境を構築してからは、平成27年度と同様にヒト糖原病Ia型iPS 細胞(A01)、ヒト正常iPS 細胞(N1と201B7)をSoga M. et al.2015で行われた肝細胞分化のプロトコールを使用して、成熟肝細胞の樹立を行った。さらに、これまでGSDIa-iPSCは1検体であったが、別の糖原病Ia型患者由来のGSDIa-iPSC A21を樹立し、成熟肝細胞の樹立を行った。A21においても、肝細胞分化4日後では、内胚葉のマーカーであるSOX17とCXCR4、7日後では、HNF4αとHNF6、18日後ではアルブミンとアルファフェトプロテインの遺伝子発現を確認できた。Song Z et al.2009,Si-Tayeb K et al.2010およびChen YF et al.2012が行っていた肝臓分化誘導プロトコールを参考にして、シングルセルのiPS細胞(DEF-CSTM Culture System)から肝臓分化誘導を行ったが、Spcified hepatic cell の段階でかなりの細胞死を認め、安定して成熟肝細胞の獲得はできなかった。また、A01およびA21成熟肝細胞とN1成熟肝細胞におけるERストレスについて検討した。A01、A21およびN1成熟肝細胞(分化25日後)では、ERストレスマーカーであるELF-2、BIP、CHOPおよびXBP-1 spliceの遺伝子発現が認められた。オートファジーのマーカ―であるLC3の発現は、通常の肝細胞分化培養下でおいてもA01とA21の成熟肝細胞はとN1の成熟肝細胞に比べて強く発現し、12時間の低グルコース培養下では、さらにLC3が強く発現する傾向にあった。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Advanced Endometrial Cancer in Phenylketonuria2016
Author(s)
Jun Kido, Hiroshi Mitsubuchi, Fumiko Itoh, Takanobu Yoshida, Shirou Matsumoto, Rieko Sakamoto, Fumio Endo, Kimitoshi Nakamura
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Journal Title
Med Sci Case Rep
Volume: 3
Pages: 108-111
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant
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