2017 Fiscal Year Annual Research Report
CLIL (Content and Language Integrated Learning) in higher education in Japan
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26870599
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
土屋 慶子 横浜市立大学, 国際総合科学部(八景キャンパス), 准教授 (20631823)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 内容言語統合学習 / トランスランゲージング / マルチモーダル・コーパス / 言語政策 / 英語による科目授業 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年となるH29年度は、日本・スペインの学生へのCLILに対する意識調査(アンケート調査とフォーカス・グループ・インタビュー)の質的分析を集中的に進め、研究結果の学会発表を行い、またこれまでの研究成果をまとめた書籍を出版すべく準備を進めた。 国際学会発表としては、2017年10月にコペンハーゲンにて開催された高等教育でのCLIL学会(ICLHE2017)にて、スペインの共同研究者と共著でCLILに対する学生の意識調査に関する口頭発表を行った。また国内学会としては、2017年8月に東京で開催されたCLILサマーセミナー、及び2017年11月に開催されたJ-CLIL研究会にて口頭発表を行った。 学習者間の談話分析に関しては、これまで収集したCLIL授業での学習者間会話データをもとに、トランスランゲージ(translanguaging、英語・日本語を発話者の言語レパートリーとして使用すること)に注目し、談話分析とマルチモーダル・コーパスの手法を用いて分析し、その結果をまとめた論文が、学術誌Translation and Translanguaging in Multilingual Contextsに掲載された。日本とスペインの研究協力者とともに、これまでに行ってきた大学教育でのCLILの在り方研究を、一つの書籍としてまとめる方向で、原稿の執筆、出版社への問い合わせを始めている。 また今後の研究のさらなる発展に向け、スペインの共同研究者との学術交流を継続し、後継研究プロジェクトの研究計画と協力体制について、話し合いを進めている。
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Remarks |
第3回 多言語教育コロキアムを主催。 The LEGMC (Language Learning in Global and Multilingual Context) 3rd Colloquium, Tokyo, December 2017.
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Research Products
(7 results)