2015 Fiscal Year Research-status Report
分子間電荷移動遷移を起こす高分子材料の光配向制御に関する研究
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26870611
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
佐藤 修一 東京電機大学, 工学部, 助教 (70553014)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 液晶 / 光配向 / 高分子 / 電荷移動錯体 / 光物性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、これまで分子間の電荷移動錯体を利用することで液晶分子の分子配向を制御できる新しいタイプの配向膜を開発し、これらを用いて作製した液晶デバイスの機能発現メカニズムを解明することを目的としている。今後の短時間で配向制御できる高分子膜の材料設計法を提案すると共に、新しい液晶デバイスを開発していくことを目的としている。 本年度は以下の項目について研究を遂行した。 (1)新しいカラー液晶デバイスの作製 従来の液晶デバイスは液晶セルの上下に偏光板が挟まれた構造をとっている。また、カラー化のためには着色したガラスを通して実現させている。偏光板、液晶セル、偏光板、着色ガラスの4層構造をとっているが、今回これらの層構造を簡略化させた。液晶デバイスの新しい用途拡大を狙った研究を行った。 (2)液晶デバイスを稼動させる小型装置の製作 市販品の駆動装置は大型であり、入力波形の操作に自由がないため、当研究グループにおいて新規に小型のものの設計開発を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前年度は主に研究設備を整え、液晶セルの特性を評価する電子回路を作製してきた。 今年度は配向膜を使用して新しいカラー液晶デバイスを作製した。従来の液晶セルと比較してデバイスとしての層構造を簡略化することに成功している。加えて、液晶デバイスを稼動させる小型装置の製作にも成功している。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の研究計画に従い、最終年度はこれまでの研究成果に基づく液晶デバイスの新しい可能性を示す研究を行う予定である。
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Causes of Carryover |
消耗品の購入が予定より少なかったため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
最終年度の研究において、新規研究装置の部品に使用する予定である。
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Research Products
(6 results)