2015 Fiscal Year Research-status Report
論文の執筆過程を考慮したサーベイ支援システムの開発と評価
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26870632
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
大川内 隆朗 帝京大学, 総合教育センター, 講師 (70548370)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 文献検索 / 検索システム / アカデミック・ライティング / 推薦システム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、論文執筆や研究に初めて取り組むような学部学生を対象とし、インターネットを調べながら作成したメモ書きや、その中で保存した関連ファイルなどの情報を元に論文を推薦するアプリケーションの作成を目的し、開発研究を行っている。 平成26年度は、学会発表等の活動を通して、システムの形態の検討を行い、より手軽に、より汎用的に利用してもらうために、サーバを介したWEBシステムでは無く、ローカルで動作するアプリケーションシステムを採用することにした。年度末には「研究のネタ帳」というアプリケーションのプロトタイプを完成させた。 平成27年度はプロトタイプで開発したシステムのブラッシュアップを行い、より多くの論文にたどり着けるように、また数多くヒットした論文に対して、効率よく絞り込んでいくことが出来るような検索オプションや機能を追加実装し、システムを完成させた。また予備実験を通して、評価実験を行うための質問用紙の作成し、本実験のための準備を行ってきた。被験者も募り、平成28年度の早い段階でシステムの評価実験を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度は計画以上に進展していたので、今年度はシステムのブラッシュアップや機能追加に時間を掛けた。当初の予定通りに、平成27年度中にシステムを完成させることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度はシステムの評価実験を行い、学会発表や論文の執筆等を通して、対外発表を行う予定である。
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Causes of Carryover |
本年度に考えていた学会での研究発表を次年度に行うこととしたため、次年度使用が発生した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度使用額については、学会発表の費用として使用する予定である。
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