2015 Fiscal Year Research-status Report
古武術的身体操法を活かした野球ピッチング動作の新たな指導法構築とその応用・実践
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26870698
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Research Institution | Biwako Seikei Sport College |
Principal Investigator |
高橋 佳三 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 准教授 (50434642)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 膝の抜き / 股関節のたたみ / 骨盤起こし / ピッチング動作指導プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は本研究における2年目に当たる。本年度の目的は、1年目に構築したプログラムを用いて被験者2名を対象に指導を行い、プログラムの妥当性を検討することであった。 2名の大学生投手を対象に、古武術的身体操法のうち「膝の抜き」を応用した牽制球の投げ方、「股関節のたたみ」を応用した力の発揮方法、「骨盤起こし」を応用した開脚体前屈の方法などを指導した。そして指導前後の投球動作や牽制球の動作、骨盤起こし動作などについて動作分析を行った。その結果、牽制球の動作のタイム向上、発揮された力の向上、骨盤起こしによる体前屈の向上などが見られ、古武術的身体操法の指導への有用性を確認することができた。 これらのことを元に、3年目には被験者数を増やして指導を行い、「ピッチング動作指導プログラム」を完成させることを目的とする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究に際し、桑田真澄氏のインタビューが実施できていないため、桑田真澄氏が当時答えていた新聞記事や書籍などからどのように古武術を応用していたかを調査し、ピッチング動作指導プログラムに反映させているところである。できるだけ当初の目的通り桑田真澄氏のインタビューが実施できるよう、今後も日程調整などを鋭意進めていく。 また、当初予定していた被験者数が若干確保できていないため(特に指導を行わない投手)、こちらの確保も進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
桑田真澄氏のインタビューを必ず実施する。しかし、もしできなければ、当時(2002年)桑田真澄氏に関わりのあった武術関係者へのインタビューに切り替えることも考える。 また、被験者数を確保し、比較検討ができるようにする。
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Causes of Carryover |
金額が小さく、特に購入する消耗品がなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度、消耗品購入費等で使用予定。
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Research Products
(2 results)